論文(下層)
当協会においては、厚生労働統計に関する調査研究を奨励する観点から、前年に協会発行の月刊誌「厚生の指標」に掲載された厚生労働統計に関する論文のうち、優秀と認められるものについて、毎年度、選定委員会の厳正な審議の結果に基づき、「川井記念賞」を贈呈し、表彰している。 川井記念賞は、昭和41年度に始まり、当時は「厚生統計研究奨励賞」との名称であった。平成11年から、当協会の創設に努力し、また長年にわたって会長として協会の発展に寄与された故川井三郎氏(協栄生命保険会社社長。昭和32年から平成10年まで当協会会長)の業績を記念することを趣旨とした「川井記念賞」に改称され、現在に至っている。 |
第26回 川井記念賞(令和6年度)
2023年「厚生の指標」掲載分から2論文が受賞
乳がんの住民検診における受診間隔の遵守に関連する要因-全国データの集計および地域相関分析-
(第70巻第5号・2023年5月号)
高橋 則晃・高橋 宏和・中尾 睦宏・山崎 力(敬称略)
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住民主体の活動を促す行政保健師行動評価尺度の開発
(第70巻第7号・2023年7月号)
岩本 真弓(敬称略)
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なお、贈呈式は11月13日、厚生労働統計協会において行い、賞状および副賞を贈呈いたしました。
受賞者の皆様に対し心からお慶びを申し上げますとともに、今後、ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
前列左から,高橋 則晃氏,厚生労働統計協会長・松谷 有希雄,岩本 真弓氏
後列左から,厚生労働統計協会総務部長・坂本 久美夫,同常務理事・西山 裕,同事務局長・細井 俊明,同編集部長・水上 孝
過去の川井記念賞受賞論文
過去の川井記念賞受賞論文(第17回分まで)掲載いたします。
第25回 川井記念賞(令和5年度) 2022年「厚生の指標」掲載分
COVID-19の感染拡大における地域活動の参加数の変化が地域在住高齢者の幸福感に及ぼす影響
(第69巻第6号・2022年6月号)
池田 晋平・長谷川 裕司・関本 繁樹・王 建人・平井 美佳・芳賀 博(敬称略)
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高校生における親への援助希求行動の関連要因
(第69巻第13号・2022年11月号)
立瀬 剛志・赤﨑 有紀子・関根 道和・山田 正明・鈴木 道雄(敬称略)
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第24回 川井記念賞(令和4年度) 2021年「厚生の指標」掲載分
横浜市産婦健康診査の産婦健診補助券からみたエジンバラ産後うつ病質問票(EPDS)の点数と産婦の特性の関係
(第68巻第2号・2021年2月号)
杉原 麻理恵・丹野 久美・岩田 眞美(敬称略)
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国民生活基礎調査データを用いた学歴と有配偶率との関連の分析-2010-2019年-
(第68巻第13号・2021年11月号)
奥井 佑(敬称略)
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第23回 川井記念賞(令和3年度) 2020年「厚生の指標」掲載分
墓数の推計と今後の予測モデルの確立に関する検討
(第67巻第2号・2020年2月号)
久保 慎一郎・西岡 祐一・野田 龍也・今村 知明(敬称略)
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学童期におけるゲームに費やす時間と食生活・生活習慣との関連
(第67巻第15号・2020年12月号)
射場 百花・内藤 義彦(敬称略)
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第22回 川井記念賞(令和2年度) 2019年「厚生の指標」掲載分
中山間地域住民のウェルビーイング増進要因の検討-宇治田原コホート研究-
(第66巻第5号・2019年5月号)
古俣 理子・星野 明子・黒川 剛・小川 英人・千葉 圭子・小嶋 操・ 藪 千津子・志澤 美保・臼井 香苗・桂 敏樹・野田 龍也・今村 知明(敬称略)
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学齢期の障害児を育てる母親の就業についての実態調査-就業形態別の比較に焦点を当てて-
(第66巻第7号・2019年7月号)
春木 裕美(敬称略)
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第21回 川井記念賞(令和元年度) 2018年「厚生の指標」掲載分
在宅要介護高齢者を介護している家族における自記式うつ尺度の分布の考察と回答欠損者の抑うつ状態の評価について
(第65巻第6号・2019年6月号)
平 和也・伊藤 美樹子(敬称略)
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自覚的ストレスは体重増加と関連するか-人間ドック受診者を対象とした検討-
(第65巻第12号・2018年10月号)
田尻 絵里・吉村 英一(敬称略)
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第20回 川井記念賞(平成30年度) 2017年「厚生の指標」掲載分
運動施設利用者の運動実践状況,腹囲と食知識・感覚との関係
(第64巻第6号・2017年6月号)
松原 建史・植木 真・前田 龍(敬称略)
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児童養護施設入所児のQOLにおける虐待の影響
(第64巻第12号・2017年10月号)
中富 尚宏(敬称略)
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第19回 川井記念賞(平成29年度) 2016年「厚生の指標」掲載分
肺炎球菌ワクチン接種率の地域差と背景要因
(第63巻第1号・2016年1月号)
田代 敦志・菖蒲川 由郷・齋藤 玲子・近藤 克則(敬称略)
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勤労者における介護の有無と精神的健康度,身体活動量に関する検討
(第63巻第5号・2016年5月号)
中原(権藤) 雄一・角田 憲治・甲斐 裕子・朽木 勤・内田 賢・永松 俊哉(敬称略)
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第18回 川井記念賞(平成28年度) 2015年「厚生の指標」掲載分
東日本大震災が市町村の要介護認定率に与えた影響
(第62巻第3号・2015年3月号)
大澤 理沙(敬称略)
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国民生活基礎調査の匿名データによる女性と家族の喫煙状況の解析
(第62巻第4号・2015年4月号)
世古 留美・川戸 美由紀・永松 千華・橋本 修二(敬称略)
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第17回 川井記念賞(平成27年度) 2014年「厚生の指標」掲載分
活動量計を用いた日常歩行速度とADL低下に関する研究
(第61巻第4号・2014年4月号)
高柳 直人・山城 由華吏・須藤 元喜・仁木 佳文・時光 一郎・金 美芝・金 憲経(敬称略)
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地域で生活している精神障害者の居場所感と主観的Quality of Lifeとの関連
(第61巻第12号・2014年10月号)
大場 禮子・米山 奈奈子(敬称略)
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月刊誌「 厚生の指標 」投稿論文募集
当協会が発行する月刊誌「厚生の指標」に掲載する投稿論文を募集いたします。 衛生・福祉・保険・年金・労働に関連する統計を利用した未発表の論文を対象とし,投稿規定は下記のとおりです。 なお、採用論文は川井記念賞(毎年本誌に掲載された論文の中から優れた論文に対して,表彰状および副賞を贈呈するもの )の選考対象となります。 投稿ご希望の方は,当協会編集部あて郵送でお送りください。 また、以下の点にご留意下さい。 ①2017年9月から,論文投稿に当たっては,論文および抄録と併せ,論文投稿申請書の提出をお願いすることといたしました。論文投稿申請書の様式については,こちらをご覧下さい。 ②2024年6月3日に投稿規定を改正しました。こちらをご覧下さい。 |
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送付先: | 〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町4番9号 小伝馬町新日本橋ビルディング3階 一般財団法人 厚生労働統計協会編集部 |
投稿規定(2024年6月3日改正)
衛生・福祉・保険・年金・労働に関連する統計を利用した論文の投稿を歓迎しています。
(他誌に発表されたもの,発表予定のもの,過去1年以内の本誌への同一投稿者によるもの,または,共同執筆で同一投稿者とみなされるものを除く)。
原稿の執筆要領
- 原則としてA4用紙に日本語横書きにより,42字×25行で印刷(図表を含めて10枚程度)し,正副各1部を郵便で提出する。なお,英字とアラビア数字は原則として半角とし,句読点は「。」「,」とする。
- ⑴論文には,表紙に,表題,執筆者名(10人以内・共著者を含む),所属,原稿枚数および図表枚数の記述のみとし,連絡先等の個人情報は記述せず,論文投稿申請書(厚生労働統計協会HPよりダウンロード・投稿時のみ)を1通添付する。論文投稿申請書には,表題,連絡担当者の氏名,論文郵送先住所,電話番号,メールアドレス等を記述する。
(注)論文投稿申請書の様式はこちらからダウンロードできます。
⑵また,論文には,抄録(和文1,000字以内)を添付する。抄録は構造化抄録(Structured Abstract)の形式を取り,目的,方法,結果(成績),結論の順に見出しを付して記述し,末尾にキーワード(6個以内)を示す。 - 本文は,原則としてⅠ緒言(序,はじめに等),Ⅱ方法(研究方法,調査方法等),Ⅲ結果(研究結果,調査結果等),Ⅳ考察,Ⅴ結語(おわりに,…省略可),謝辞〔必要な場合〕,文献の区分を設けて記述する。なお,本誌読者が各層にわたるので,簡潔にわかりやすく記述する。
- ⑴投稿原稿に利用したデータ,事例または調査・研究が,人を対象とする調査を行う等により倫理的配慮を必要とする場合は,原則として,所属機関あるいは所属学会に設置された倫理審査委員会の承認を受けるとともに,調査の際の対象者への説明や収集したデータの管理等,倫理的配慮を行った具体的内容を論文に記述する。倫理審査委員会の承認を得て実施した研究は,承認を受けた年月日,倫理審査委員会の名称および承認番号を記載する。
⑵上記⑴に該当するデータ,事例または調査・研究が,所属機関に倫理審査委員会が設置されていない等により,倫理審査委員会の承認を受けることができない場合は,その理由,人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針(令和3年文部科学省・厚生労働省・経済産業省告示第1号)あるいは所属学会の定めた研究倫理指針に基づき研究を実施した旨,および調査の際の対象者への説明や収集したデータの管理等,倫理的配慮を行った具体的内容を論文に記述する。
⑶投稿原稿に利用したデータ,事例または調査・研究が,倫理的配慮を必要としない場合は,その理由を記述する。 - 論文作成に際して,企業・団体等から研究費助成,便宜供与などの経済的支援を受けた場合は,謝辞等にその旨を記載する。
- 図表は,本文中に書き込まず別葉に作成し,図の文字,数字,記号は,そのまま掲載可能な明瞭で十分な大きさのものとする(原則として1頁に1図表,カラー印刷不可)。また,本文の引用箇所の右欄外に手書きで図表番号を付記して示す。
- 文献としては,抄録を使用することはできない。
- 文献の書き方は,バンクーバー・スタイル3)-5)に準じ,本文の引用箇所に肩付き数字を記入し,本文の最後に一括して引用番号順に下記の書式で記載する(文献の著者が3人までは全員,4人以上の場合は3人までの氏名を挙げ,4人目以降は省略して"他"(et al.) とする)
- ホームページ(ウェブサイト)からの引用を文献に示す場合には
"厚生労働省.サイトの題名.(https://www.mhlw.go.jp) 2005.1.1."のように,ホームページ名,URLを記述するほか,著者のアクセス時期を併記する。
雑誌の場合
著者名.表題.雑誌名 発行年(西暦); 巻(号):頁-頁.
(例1) 瀬上清貴.新たに考案した「達成可能な長寿社会へ向けた目標値」(SALT)の提案.厚生の指標 1999;46(8):3-15.
(例2) Hauenstein EJ, Marvin RS, Snyder AL, et al. Stress in parents of children with diabetes mellitus. Diabetes Care 1989;12(1):18-23.
単行本の場合
者著者名.表題.編者名.書名.発行所所在地:発行所, 発行年(西暦);頁-頁.
(例1) 古野純典.5つのがんの記述疫学的特徴. 廣畑富雄編. がんとライフスタイル. 東京:日本
公衆衛生協会, 1992;21-43.
(例2) Streiner DL, Norman GR. Health Measurement Scales. New York:Oxford University Press, 1989;48-9.
ホームページの場合
(例)厚生労働省.自殺対策基本法.(https://www.mhlw.go.jp/ file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000122062.pdf)2019.3.15.
受け付けと採否の決定
- 随時,受け付けます(投稿料不要)。なお,投稿された論文が,「衛生・福祉・保険・年金・労働に関連する統計を利用した」論文でない等,本投稿規定に則ったものでないと認められる場合は,受け付けを行わず,原稿をお返しします。
- 採否は,査読を経て本誌編集委員会が決定します。なお,採用論文については修正をお願いする場合があります。不採用の分は原稿をお返しいたします。
- 査読終了後,掲載文章受領後,確定稿をメールで送信して下さい(本文はWord,図表はExcel,Power Pointも可)。
- 採用分については,原稿料はお支払いしませんが,掲載誌執筆者人数分と抜刷30部を贈呈いたします。また,採用論文は本誌掲載論文データベースに蓄積され,当協会ホームページの「論文検索」システムのコンテンツとなります。
本誌掲載著作物の著作権について
本誌に掲載する著作物の著作権(複製権、翻訳・翻案権、公衆送信権等を含む)は,掲載を了承された 時点において,一般財団法人厚生労働統計協会に譲渡されるものといたします。 なお,著作者が再利用される場合においては,事前に再利用内容・方法等について当協会あてご連絡いただきますようお願いいたします。
(参考にした文献・資料)
1) Haynes RB,Mulrow CD,Huth EJ,et al. More informative abstracts revisited. Ann Intern Med 1990; 113(1):69-76.
2) 青木仕. Structured Abstractsの有効性. 医学図書館 1995;42(3):317-24.
3) International Committee of Medical Journal Editors. Uniform requirements for manuscripts submitted to biomedical journals. Ann Intern Med 1997;126(1):36-47.
4) 吉田和彦, 山崎洋次. 「生物医学雑誌に関する統一規定」の改訂(1). 医学のあゆみ 1998;186(11) :812-4.
5) 吉田和彦, 山崎洋次. 同改訂(2). 医学のあゆみ1998;186(12):872-9.
投稿規定
こちらからダウンロードできます。
厚生労働統計協会ホームページにおいて、月刊誌「厚生の指標」の第44巻(1997/1月)~第72巻(2025/3月)に掲載された論文の抄録を閲覧することができます。
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*フルネームで検索する場合は、姓と名の間にスペースを入れて下さい。
(フリガナの場合は全角カナ入力で姓と名の間にスペースを入れて下さい)
*一致する漢字表記がない場合は、カタカナ入力で行って下さい。
*年号・巻号の検索については、半角数字で入力して下さい。例:2016年4月号→“201604”
*2000年4月号以前の論文については、著者名にフリガナがございません。
収載されている論文
月刊誌「厚生の指標」の第44巻(1997/1月)~第70巻(2023/3月)に掲載された論文を、イメージファイル(PDF)形式で収載したデータベースを検索することができます。
※賛助会員様につきましては、賛助会員ログインして頂ければ、最新号の掲載論文情報を入手することが出来ます。
「研究者が読んでいる「厚生の指標」の論文TOP10」について
3カ月間ごとにインターネット上で閲覧件数の多かった論文を掲載しています。こちらをご覧ください。
月刊誌「厚生の指標」の特集号について
月刊誌「厚生の指標」では、時宜に応じ、特集号を刊行しています。
- 特集 保険と年金の動向(2024年11月号(第71巻第13号))
- 特集 保健・介護を支える専門職(2024年6月号(第71巻第6号))
- 特集 親子の健康と子育て相談・支援(2023年11月号(第70巻第13号))
- 特集 生命表(2023年8月号(第70巻第8号))
- 特集 COVID-19影響下における住民参加と連帯感(2022年6月号(第69巻第6号))
- 特集 高齢者の社会参加と介護(2022年2月号(第69巻第2号))
- 特集 高齢者の生活維持と社会参加(2021年3月号(第68巻第3号))
- 特集 高齢者をとりまく人と社会(2020年7月号(第67巻第7号))
- 特集 未成年(2019年11月号(第66巻第13号))
- 特集 生命表(2019年3月号(第66巻第3号))
- 特集 高齢者の介護と地域生活(2018年7月号(第65巻第7号))
- 特集 介護予防・保健指導の効果はどのように評価されているか(2016年2月号(第63巻第2号))
- 特集 東日本大震災と被災住民の保健医療・介護福祉への影響(2015年3月号(第62巻第3号))
月刊誌「厚生の指標」の掲載論文等の項目リスト
月刊誌「厚生の指標」の創刊号(1948年)から2015年12月号までの掲載論文等の項目リストは、以下のエクセルファイルからダウンロード出来ます。
※2016年1月号以降の論文については、論文検索をご利用下さい。
※平成23年1月号は、ICF(国際生活機能分類)特集号のため、掲載論文は、ございません。
厚生の指標掲載論文の著作権について
こちらをご参照ください。