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第102回看護師国家試験 午後一般問題 | 一般財団法人厚生労働統計協会|国民衛生の動向、厚生労働統計情報を提供

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第102回看護師国家試験 午後一般問題

平成25年2月17日(日)に実施された第102回看護師国家試験について、午後問題のうち一般問題の正答と解説を示します。

国民衛生の動向2024/2025」で内容を解説している問題に関しては、その参照章・ページを示しているので、同書を併用しながらの利用をおすすめします。

 

▼第102回看護師国家試験

 

Eisei22 23 hyo    厚生の指標増刊

国民衛生の動向 2024/2025

 

発売日:2024.8.27

定価:2,970円(税込)

412頁・B5判

雑誌コード:03854-08

 

ご注文は書店、または下記ネット書店、電子書籍をご利用下さい。

 

ネット書店

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電子書籍

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▶ 看護師国家試験に出る国民衛生の動向

  

 

午後 一般問題

 

 

▶午後26

血中カルシウム濃度を上昇させるホルモンを分泌する器官はどれか。

 

  1. 副甲状腺
  2. 甲状腺
  3. 下垂体
  4. 副腎

 

 


 

▶午後27

ヒトの精子細胞における染色体の数はどれか。

 

  1. 22本
  2. 23本
  3. 44本
  4. 46本

 

 


 
▶午後28

低値によって脂質異常症と診断される検査項目はどれか。

 

  1. トリグリセリド
  2. 総コレステロール
  3. 低比重リポ蛋白コレステロール〈LDL-C〉
  4. 高比重リポ蛋白コレステロール〈HDL-C〉

 

 


 

▶午後29

麻痺すると猿手を生じるのはどれか。

 

  1. 総腓骨神経
  2. 橈骨神経
  3. 尺骨神経
  4. 正中神経

 

 


 
▶午後30

労働基準法において、就業中の妊産婦から請求がなくても使用者が処遇すべきなのはどれか。

 

  1. 産前6週間の就業禁止
  2. 産後6週間の就業禁止
  3. 深夜業の就業禁止
  4. 育児時間の確保

 

 


 
▶午後31

ノーマライゼーションに基づくのはどれか。

 

  1. 救急搬送体制を整備すること
  2. 医療機関にいつでも受診ができること
  3. 公共交通機関をバリアフリー化すること
  4. 障害者に介護施設への入所を勧めること

 

 


 
▶午後32改題

日本の令和5年(2023年)の人口動態統計における悪性新生物〈腫瘍〉に関する記述で正しいのはどれか。

 

  1. 死因別順位は第2位である。
  2. 年間死亡者数は約80万人である。
  3. 部位別にみた年齢調整死亡率は、男性では胃が最も高い。
  4. 部位別にみた死亡者数は、気管、気管支及び肺が最も多い。

 

 


 

▶午後33

聴覚障害のある患者とのコミュニケーションで正しいのはどれか。

 

  1. 補聴器の使用中は低音で話す。
  2. 手話のときは口元を動かさない。
  3. 音の反響が強い場所を選択する。
  4. 感音性難聴の場合は大きな声で話す。

 

 


 
▶午後34

結核菌の消毒に効果があるのはどれか。

 

  1. エタノール
  2. アクリノール
  3. ベンザルコニウム
  4. クロルヘキシジン

 

 


 

▶午後35

四肢に障害がない患者を仰臥位から側臥位に体位変換するときの姿勢を図に示す。
適切なのはどれか。

 

102pm35

 

 


 
▶午後36

インシデントレポートについて正しいのはどれか。

 

  1. 警察への届出義務がある。
  2. 法令で書式が統一されている
  3. 事故が発生するまで報告しない。
  4. 異なる職種間で内容を共有する。

 

 


 

▶午後37

口腔ケアの効果として正しいのはどれか。

 

  1. プラークの形成
  2. 唾液分泌の促進
  3. 口腔内のpHの酸性化
  4. バイオフィルムの形成

 

 


 

▶午後38

薬とその副作用の組合せで正しいのはどれか。

 

  1. 抗ヒスタミン薬――難聴
  2. スルホニル尿素薬――咳嗽
  3. 中枢性麻薬性鎮咳薬――便秘
  4. アミノグリコシド系薬――骨粗鬆症

 

 


 

▶午後39

成人の腸骨の骨髄穿刺で適切なのはどれか。

 

  1. 穿刺前6時間は絶食とする。
  2. 穿刺は仰臥位で行う。
  3. 穿刺時は深呼吸を促す。
  4. 穿刺後、穿刺部位は圧迫止血する。

 

 


 
▶午後40

食の支援に関わる職種とその役割の組合せで適切なのはどれか。

 

  1. 歯科衛生士――義歯の作成
  2. 管理栄養士――経腸栄養の処方
  3. 言語聴覚士――嚥下機能の評価
  4. 薬剤師――摂食行動の評価

 

 


 

▶午後41

人工呼吸器による陽圧換気によって生じるのはどれか。

 

  1. 肺水腫
  2. 脳内出血
  3. 胃液分泌の低下
  4. 心拍出量の低下

 

 


 

▶午後42

手術中に下肢に弾性ストッキングを着用する主な目的はどれか。

 

  1. 浮腫の軽減
  2. 筋力の維持
  3. 体温低下の予防
  4. 深部静脈血栓形成の予防

 

 


 

▶午後43

外傷性脳損傷によって軽度記憶障害のある患者への認知リハビリテーションで適切なのはどれか。

 

  1. 簡単な計算を取り入れる。
  2. 毎日新しい行動を試みる。
  3. 暗記の練習のときはメモを取る。
  4. 視覚的なイメージより言葉のほうが記憶しやすい。

 

 


 

▶午後44

腰椎転移のある食道癌の患者。癌性疼痛にフェンタニル貼付剤を使用しているが、右下肢に神経因性疼痛が頻発している。1日に4〜6回レスキューとしてのモルヒネ注射薬を使用しており、入眠すると15秒程度の無呼吸がみられる。
緩和ケアチームで検討すべき対応はどれか。

 

  1. 酸素吸入
  2. 鎮痛補助薬の使用
  3. モルヒネ注射薬の増量
  4. フェンタニル貼付剤の増量

 

 


 

▶午後45

慢性腎不全で透析導入を判断するときの指標となる検査はどれか。

 

  1. 尿酸〈UA〉値
  2. 糸球体濾過値〈GFR〉
  3. 点滴静注腎盂造影〈DIP〉
  4. PSP〈フェノールスルホンフタレイン〉15分値

 

 


 

▶午後46

1年前にハチに刺された人が再びハチに刺された。
起こる可能性のあるアレルギー反応はどれか。

 

  1. Ⅰ型アレルギー
  2. Ⅱ型アレルギー
  3. Ⅲ型アレルギー
  4. Ⅳ型アレルギー

 

 


 

▶午後47

電動のこぎりの操作ミスで、左第2指と3指とも近位指節間〈PIP〉関節と遠位指節間〈DIP〉関節の間で切断した患者が、手指の再接着術を受けた。他に外傷はない。
術後1日の観察で適切なのはどれか。

 

  1. Volkmann〈フォルクマン〉拘縮の有無
  2. 中手指節〈MP〉関節の関節可動域
  3. 遠位部の血液循環の状態
  4. 接着部の瘢痕化

 

 


 

▶午後48

スパイロメトリーの結果による換気機能診断図を示す。
102pm48
閉塞性換気障害と診断される分類はどれか。

 

  1. A
  2. B
  3. C
  4. D

 

 


 

▶午後49

精神看護に関連する理論と理論家の組合せで正しいのはどれか。

 

  1. 現存在分析――フロイト, S.
  2. ストレス理論――シュナイダー, K.
  3. 精神発達理論――オレム, D.
  4. 患者-看護師関係――ペプロウ, E.

 

 


 

▶午後50

選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉について正しいのはどれか。

 

  1. パニック障害に対する効果はない。
  2. 抗コリン作用は三環系抗うつ薬よりも弱い。
  3. うつ状態が改善したら直ちに使用を中止する。
  4. 抗うつ効果の評価は投与開始後3日以内に行う。

 

 


 

▶午後51

リエゾン精神看護に関する説明で正しいのはどれか。

 

  1. 直接ケアは含まれない。
  2. 精神疾患の既往のある患者は対象とならない。
  3. 看護師は必要に応じて精神病床への移動を指示できる。
  4. 身体疾患と精神的問題とを併せ持つ患者を対象とする。

 

 


 
▶午後52改題

精神科病院に入院中の患者の法的処遇について正しいのはどれか。

 

  1. 患者は退院を請求できる。
  2. 看護師は面会を制限できる。
  3. 家族等は外出の可否を判断できる。
  4. 精神保健指定医は手紙の発信を制限できる。

 

 


 

▶午後53

Aさん(19歳、女性)は、境界性人格〈パーソナリティ〉障害で入院している。病棟では、安全管理のため、個人用の爪切りをナースステーションで管理している。Aさんが自分の爪切りを使用した後、看護師が返却を求めると「主治医の先生は自分で持っていてもいいって言ったのよ」と攻撃的な口調で抵抗した。この日、主治医は不在であった。
Aさんへの対応として最も適切なのはどれか。

 

  1. 「先生はそのようなことは言わないと思います」
  2. 「先生は不在なので、私の指示に従ってください」
  3. 「病棟の安全が守れないので退院していただきます」
  4. 「先生に確認がとれるまで、こちらでお預かりします」

 

 


 

▶午後54

Aさん(78歳)は、妻(76歳)と2人で暮らしている。糖尿病と診断されている。認知症ではない。主治医の指示で、インスリン自己注射を指導するために訪問看護が導入された。Aさんは「針が怖いから、看護師さんが注射をしてください」と言う。
Aさんへの訪問看護師の対応で適切なのはどれか。

 

  1. 「針は細いので怖くないです」
  2. 「一緒に少しずつやっていきましょう」
  3. 「注射ができないと家での療養は難しくなります」
  4. 「そうですね。Aさんも奥さんもしなくていいです」

 

 


 
▶午後55

介護保険法施行令において特定疾病に指定されているのはどれか。

 

  1. 脊髄損傷
  2. Crohn〈クローン〉病
  3. 脳血管疾患
  4. 大腿骨頸部骨折

 

 


 

▶午後56

Aさん(68歳)は要介護1で、1人で暮らしている。間質性肺炎のために在宅酸素療法が開始された。
Aさんのサービス担当者会議で訪問看護師が行う提案で適切なのはどれか。

 

  1. 炊事の禁止
  2. 毎日の体温測定
  3. 1人での外出禁止
  4. 訪問入浴サービスの導入

 

 


 

▶午後57

Aさんは、要介護2で在宅療養をしている。仙骨部に2cm×3cmの水疱を形成した。この1週間、臥床していることが多くなり、食事摂取量も減ってきている。
訪問看護師がAさんの家族に行う提案として適切なのはどれか。

 

  1. 体圧分散マットの使用
  2. 膀胱留置カテーテルの留置
  3. 夜間の時間ごとの体位変換
  4. 訪問介護への褥瘡処置の依頼

 

 


 

▶午後58

高齢者から生活史を聴取する方法として適切なのはどれか。

 

  1. 家族の承諾を必須とする。
  2. 認知機能の評価尺度を用いる。
  3. 事実とは異なる部分を修正する。
  4. 高齢者自身の生きてきた時代背景を聴く。

 

 


 
▶午後59

平成3年(1991年)に国際連合総会〈国連総会〉で決議された「高齢者のための国連原則」でないのはどれか。

 

  1. 公平の原則
  2. 参加の原則
  3. 尊厳の原則
  4. 自己実現の原則

 

 


 

▶午後60

介護老人福祉施設に入居中の高齢者。認知症高齢者の日常生活自立度判定基準Ⅳ、四肢の麻痺はない。
衣類の選択について最も適切なのはどれか。

 

  1. 材質選びは本人に任せる。
  2. ボタンでとめる上着を選ぶ。
  3. 夜間就寝時には寝衣に着替える。
  4. 皮膚の瘙痒感があれば、つなぎ服を着用させる。

 

 


 

▶午後61

Aさん(80歳、女性)は、脳血管性認知症、Mini-Mental State Examination〈MMSE〉18点で施設に入所している。看護師が「お風呂に入りますよ」と声をかけると、Aさんは「男の人は入っていないか」と尋ねる。看護師が「男の人はいませんよ」と説明するが、Aさんは「本当にいないのか」と繰り返し、なかなか納得しない。
Aさんへの看護師の対応で最も適切なのはどれか。

 

  1. 「男の人はいないから行きましょう」
  2. 「お風呂に入ったら気持ちよくなりますよ」
  3. 「遅くなるとお風呂に入れなくなりますよ」
  4. 「男の人がいないことを一緒に確認してみましょうか」

 

 


 

▶午後62

加齢による身体生理機能の変化とそれによって影響を受ける薬物動態の組合せで正しいのはどれか。

 

  1. 体内水分量の減少――代謝
  2. 体内脂肪量の増加――排泄
  3. 血清アルブミンの減少――分布
  4. 糸球体濾過値〈GFR〉の低下――吸収

 

 


 
▶午後63

介護保険サービスについて正しいのはどれか。

 

  1. 福祉用具の貸与は無償で受けられる。
  2. 要支援の高齢者は介護老人保健施設に入所できる。
  3. 小規模多機能型居宅介護では泊まり(ショートステイ)は提供しない。
  4. 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)ではユニットケアを実施している。

 

 


 
▶午後64

乳児健康診査を規定している法律はどれか。

 

  1. 母体保護法
  2. 母子保健法
  3. 児童福祉法
  4. 児童虐待の防止等に関する法律

 

 


 

▶午後65

正常に経過している分娩第1期の産婦への説明で適切なのはどれか。

 

  1. 「食事は摂らないようにしてください」
  2. 「ベッド上で安静にしていてください」
  3. 「2、3時間に1回は排尿をしてください」
  4. 「眠気を感じても眠らないようにしてください」

 

 


 

▶午後67

Aさんは妊娠37週0日に骨盤位のため予定帝王切開術となった。術後の経過は母児ともに順調である。
Aさんへの看護として適切なのはどれか。

 

  1. 手術室で出生児と対面する。
  2. 産褥2日に初回歩行をする。
  3. 産褥3日に初回授乳をする。
  4. 産褥4日以降に弾性ストッキングを履く。

 

 


 

▶午後68

子どもの運動機能の発達について正しいのはどれか。

 

  1. 身体の下部から頭部の方向に進む。
  2. 全身的な動きから細かな動きへ進む。
  3. 新生児期には遺伝より環境の影響を受ける。
  4. 反射運動は乳児期後期から幼児期にかけて活発になる。

 

 


 

▶午後69

乳児の事故防止として正しいのはどれか。

 

  1. 直径25mmの玩具で遊ばせる。
  2. ベッドにいるときはベッド柵を上げる。
  3. うつ伏せで遊ばせるときは柔らかい布団を敷く。
  4. 屋外で遊ばせるときはフード付きの衣服を着用させる。

 

 


 

▶午後70

A君(14歳、男子)は、心室中隔欠損症のために通院している。母親とともに外来を受診しているが、母親がトイレに行った際に、A君は「自分の心臓のことはよく理解しているし、もう1人で受診したいけど、母さんが心配だから一緒に行くってうるさくて」と看護師に話した。
看護師の最初の対応として適切なのはどれか。

 

  1. 母親にA君への関わりが過保護だと伝える。
  2. 母親の心配を理解してあげなさいとA君に話す。
  3. 次回からは1人で受診してもよいとA君に話す。
  4. 母親がいない場でA君の気持ちを聴く機会をもつ。

 

 


 

▶午後71

A君(11歳、男児)。喘息発作のため救急外来に来院した。喘鳴が著明で、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉88%(room air)、ピークフロー値45%である。
まず行うべきA君への対応で適切なのはどれか。

 

  1. 起坐位を保つ。
  2. 水分摂取を促す。
  3. 胸式呼吸を促す。
  4. 発作の状況を尋ねる。

 

 


 
▶午後72

水溶性ビタミンはどれか。

 

  1. ビタミンA
  2. ビタミンC
  3. ビタミンD
  4. ビタミンE
  5. ビタミンK

 

 


 

▶午後73

血清に含まれないのはどれか。

 

  1. インスリン
  2. アルブミン
  3. γ-グロブリン
  4. β-グロブリン
  5. フィブリノゲン

 

 


 

▶午後74

出血が止まりにくくなる服用薬はどれか。

 

  1. β遮断薬
  2. ジギタリス
  3. ワルファリン
  4. ループ利尿薬
  5. サイアザイド系利尿薬

 

 


 

▶午後75

老視の原因はどれか。

 

  1. 瞳孔括約筋の筋力低下
  2. 水晶体の弾力低下
  3. 網膜の色素変性
  4. 硝子体の混濁
  5. 水晶体の混濁

 

 


 

▶午後76

脳塞栓症を生じやすい不整脈はどれか。

 

  1. 心房細動
  2. WPW症候群
  3. 心房性期外収縮
  4. 心室性期外収縮
  5. 完全房室ブロック

 

 


 
▶午後77

ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉が感染する細胞はどれか。

 

  1. 好中球
  2. 形質細胞
  3. Bリンパ球
  4. ヘルパー〈CD4陽性〉Tリンパ球
  5. 細胞傷害性〈CD8陽性〉Tリンパ球

 

 


 
▶午後78

生活保護法で扶助として定められていないのはどれか。

 

  1. 教育
  2. 医療
  3. 授産
  4. 住宅
  5. 葬祭

 

 


 

▶午後79

内服薬の初回通過効果が主に起こる部位はどれか。

 

  1. 肝臓
  2. 胆囊
  3. 膵臓
  4. 腎臓

 

 


 
▶午後80

放射線被ばく後、新たな発症について長期の観察が必要な障害はどれか。

 

  1. 胃炎
  2. 食道炎
  3. 甲状腺癌
  4. 高尿酸血症
  5. 皮膚のびらん

 

 


 

▶午後81

副交感神経の作用はどれか。2つ選べ。

 

  1. 瞳孔の散大
  2. 発汗の促進
  3. 心拍数の低下
  4. 気管支の拡張
  5. 消化液の分泌亢進

 

 


 

▶午後82

小腸からそのまま吸収されるのはどれか。2つ選べ。

 

  1. グルコース
  2. スクロース
  3. マルトース
  4. ラクトース
  5. フルクトース

 

 


 

▶午後83

鉄欠乏性貧血の症状または所見として考えられるのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 動悸
  2. 匙状爪
  3. ほてり感
  4. 運動失調
  5. 皮膚の紅潮

 

 


 

▶午後84

大腸内視鏡検査について正しいのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 検査前日の朝から絶食とする。
  2. 腸管洗浄液は6時間かけて内服する。
  3. 迷走神経反射によって血圧が低下する可能性がある。
  4. 検査後に嚥下障害を生じる可能性がある。
  5. 検査後に下血の有無を観察する。

 

 


 

▶午後85

意識障害はどれか。2つ選べ。

 

  1. 昏睡
  2. 制止
  3. せん妄
  4. 途絶
  5. フラッシュバック

 

 


 

▶午後86

加齢によって高齢者に脱水が起こりやすくなる理由はどれか。2つ選べ。

 

  1. 骨量の減少
  2. 筋肉量の減少
  3. 末梢血管抵抗の増強
  4. 渇中枢の感受性の低下
  5. 腎臓のナトリウム保持機能の亢進

 

 


 

▶午後87

妊娠の成立について正しいのはどれか。2つ選べ。

 

  1. プロラクチンの急増によって排卵が促される。
  2. 排卵後、卵子が受精能を有するのは通常24時間である。
  3. 射精後、精子が受精能を有するのは通常80時間である。
  4. 着床は受精後7日前後である。
  5. 受精後、プロゲステロンの分泌がなくなる。

 

 


 

▶午後88

乳児の心拍測定について正しいのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 心拍数110/分は正常である。
  2. 聴診ではⅠ音とⅡ音で心拍となる。
  3. バスタオルで体幹および四肢を固定して測定する。
  4. 呼吸周期に関連した心拍リズムの不整は異常である。
  5. 聴診器が接触した際の冷感による心拍数の変動に気をつける。

 

 


 
▶午後89

身長160cm、体重64kgである成人のBMIを求めよ。
ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。

 

解答:① ②

 

 


 

▶午後90

酸素を3L/分で吸入している患者。移送時に使用する500L酸素ボンベ(14.7MPa充塡)の内圧計は4.4MPaを示している。
使用可能時間(分)を求めよ。
ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。

 

解答:①②分

 

 


 

資料 厚生労働省「第99回保健師国家試験、第96回助産師国家試験及び第102回看護師国家試験の問題および正答について

注  当ページに掲載する解説は、看護師国家試験を解く上での理解しやすさを重視しているため、本来はより専門的・学術的な説明や議論がある部分を一部省略しています。正確な情報を掲載するように努めていますが、特に医療・看護行為や疾病、薬剤等の説明において、その正確性を保証するものではありませんので、学習以外での使用はお控え下さい。

 

▼第102回看護師国家試験

 

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