メニュー

第106回看護師国家試験 午後一般問題 | 一般財団法人厚生労働統計協会|国民衛生の動向、厚生労働統計情報を提供

m header btn

一般財団法人 厚生労働統計協会

サイトポリシープライバシーポリシー

pmark     お問い合わせ

出版事業

第106回看護師国家試験 午後一般問題

平成29年2月19日(日)に実施された第106回看護師国家試験について、午後問題のうち一般問題の正答と解説を示します。

国民衛生の動向2024/2025」で内容を解説している問題に関しては、その参照章・ページを示しているので、同書を併用しながらの利用をおすすめします。

 

▼第106回看護師国家試験

 

Eisei22 23 hyo    厚生の指標増刊

国民衛生の動向 2024/2025

 

発売日:2024.8.27

定価:2,970円(税込)

412頁・B5判

雑誌コード:03854-08

 

ご注文は書店、または下記ネット書店、電子書籍をご利用下さい。

 

ネット書店

amazon link zenkan toukan

電子書籍

isyolink digital link 01

 

 

▶ 看護師国家試験に出る国民衛生の動向

  

 

午後 一般問題

 

 

▶午後26

刺激伝導系でないのはどれか。

 

  1. 腱索
  2. 洞房結節
  3. 房室結節
  4. Purkinje〈プルキンエ〉線維

 

 


 

▶午後27

アルドステロンで正しいのはどれか。

 

  1. 近位尿細管に作用する。
  2. 副腎髄質から分泌される。
  3. ナトリウムの再吸収を促進する。
  4. アンジオテンシンⅠによって分泌が促進される。

 

 


 

▶午後28

慢性閉塞性肺疾患について正しいのはどれか。

 

  1. 残気量は減少する。
  2. %肺活量の低下が著明である。
  3. 肺コンプライアンスは上昇する。
  4. 可逆性の気流閉塞が特徴である。

 

 


 

▶午後29

腰椎椎間板ヘルニアで正しいのはどれか。

 

  1. 高齢の女性に多発する。
  2. 診断にはMRIが有用である。
  3. 好発部位は第1・2腰椎間である。
  4. 急性期では手術による治療を行う。

 

 


 
▶午後30

配偶者暴力相談支援センターの機能はどれか。

 

  1. 一時保護
  2. 就労の仲介
  3. 外傷の治療
  4. 生活資金の給付

 

 


 
▶午後31改題

施行日が最も新しい法律はどれか。

 

  1. 高齢社会対策基本法
  2. 高齢者の医療の確保に関する法律
  3. 高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律
  4. 地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律〈医療介護総合確保推進法〉

 

 


 
▶午後32

保健師助産師看護師法に定められているのはどれか。

 

  1. 免許取得後の臨床研修が義務付けられている。
  2. 心身の障害は免許付与の相対的欠格事由である。
  3. 看護師籍の登録事項に変更があった場合は2か月以内に申請する。
  4. 都道府県知事は都道府県ナースセンターを指定することができる。

 

 


 

▶午後34

車椅子による移送で適切なのはどれか。

 

  1. エレベーターの中で方向転換する。
  2. 急な下り坂では前向きに車椅子を進める。
  3. ティッピングレバーを踏み、段差を乗り越える。
  4. 移乗する前にフットレスト〈足のせ台〉を下げる。

 

 


 
▶午後35

病室環境に適した照度はどれか。

 

  1. 100〜200ルクス
  2. 300〜400ルクス
  3. 500〜600ルクス
  4. 700〜800ルクス

 

 


 

▶午後36

検査の目的と採尿方法の組合せで正しいのはどれか。

 

  1. 細菌の特定――中間尿
  2. 腎機能の評価――杯分尿
  3. 肝機能の評価――24時間尿
  4. 尿道の病変の推定――早朝尿

 

 


 
▶午後37

職業病や労働災害の防止、より健康的な労働環境の確保および労働者の健康の向上を目的としている法律はどれか。

 

  1. 労働組合法
  2. 労働基準法
  3. 労働安全衛生法
  4. 労働関係調整法

 

 


 

▶午後38

合併症のない全身状態が良好な患者に対して、全身麻酔のための気管挿管を行い用手換気をしたところ、左胸郭の挙上が不良であった。
原因として考えられるのはどれか。

 

  1. 無気肺
  2. 食道挿管
  3. 片肺挿管
  4. 換気量不足

 

 


 

▶午後39

脳出血の後遺症で左片麻痺と嚥下障害のある患者の家族に、食事介助の指導を行うときの説明で適切なのはどれか。

 

  1. 「食材にこんにゃくを入れると良いですよ」
  2. 「体を起こしたら、左の脇の下をクッションで支えましょう」
  3. 「口の左側に食べ物を入れるようにしましょう」
  4. 「飲み込むときに咳が出なければ誤嚥の心配はありません」

 

 


 

▶午後40

自助具を図に示す。
関節リウマチによって肩関節に痛みがある患者の関節保護のための自助具として最も適切なのはどれか。

 

106pm40

 

 


 

▶午後41

Aさん(59歳、女性)は、半年前に下咽頭癌で放射線治療を受けた。口腔内が乾燥し、水を飲まないと話すことも不自由なことがある。
Aさんに起こりやすいのはどれか。

 

  1. う歯
  2. 顎骨壊死
  3. 嗅覚障害
  4. 甲状腺機能亢進症

 

 


 

▶午後42

1型糖尿病と診断された人への説明で適切なのはどれか。

 

  1. 自己血糖測定の試験紙の費用は医療保険の対象外である。
  2. 食事が摂取できないときはインスリン注射を中止する。
  3. 低血糖症状には振戦などの自律神経症状がある。
  4. 運動は朝食前が効果的である。

 

 


 

▶午後43

アレルギー性鼻炎について正しいのはどれか。

 

  1. 食後に症状が増悪する。
  2. Ⅳ型アレルギーである。
  3. スクラッチテストで原因を検索する。
  4. アレルゲンの除去は症状の抑制に有効である。

 

 


 

▶午後44

他動運動による関節可動域〈ROM〉訓練を行うときの注意点で適切なのはどれか。

 

  1. 有酸素運動を取り入れる。
  2. 等尺性運動を取り入れる。
  3. 近位の関節を支持して行う。
  4. 痛みがある場合は速く動かす。

 

 


 
▶午後45

Aさん(80歳、女性)は、要介護となったため長男家族(長男50歳、長男の妻45歳、18歳と16歳の孫)と同居することとなった。在宅介護はこの家族にとって初めての経験である。
Aさんの家族が新たな生活に適応していくための対処方法で最も適切なのはどれか。

 

  1. 活用できる在宅サービスをできる限り多く利用する。
  2. 家族が持つニーズよりもAさんのニーズを優先する。
  3. 介護の負担が特定の家族に集中しないように家族で話し合う。
  4. 10代の子どもを持つ家族の発達課題への取り組みを一時保留にする。

 

 


 
▶午後46改題

令和4年(2022年)の就業構造基本調査における65歳以上75歳未満の高齢者の就業について正しいのはどれか。

 

  1. 女性では就業している者の割合は40%以上である。
  2. 就業していない者よりも就業している者の割合が多い。
  3. 就業していない者のうち40%以上が就業を希望している。
  4. 就業している者のうち非正規職員・従業員の割合は成人期より多い。

 

 


 

▶午後47

高齢者施設に入所中のAさん(78歳、女性)は、長期間寝たきり状態で、便秘傾向のため下剤を内服している。下腹部痛と便意を訴えるが3日以上排便がなく、浣腸を行うと短く硬い便塊の後に、多量の軟便が排泄されることが数回続いている。既往歴に、消化管の疾患や痔はない。
Aさんの今後の排便に対する看護として最も適切なのはどれか。

 

  1. 直腸の便塊の有無を確認する。
  2. 止痢薬の処方を医師に依頼する。
  3. 1日の水分摂取量を800mL程度とする。
  4. 食物繊維の少ない食事への変更を提案する。

 

 


 

▶午後48

老年期のうつ病に特徴的な症状はどれか。

 

  1. 幻覚
  2. 感情鈍麻
  3. 心気症状
  4. 着衣失行

 

 


 

▶午後49

高齢者に術後の呼吸器合併症が発症しやすい理由で正しいのはどれか。

 

  1. 残気量の減少
  2. 肺活量の低下
  3. 嚥下反射の閾値の低下
  4. 気道の線毛運動の亢進

 

 


 
▶午後50

学童期の肥満について正しいのはどれか。

 

  1. 肥満傾向児は肥満度30%以上と定義される。
  2. 肥満傾向児は高学年より低学年が多い。
  3. 肥満傾向児は男子より女子が多い。
  4. 成人期の肥満に移行しやすい。

 

 


 

▶午後51

外性器異常が疑われた新生児の親への対応として適切なのはどれか。

 

  1. 出生直後に性別を伝える。
  2. 内性器には異常がないことを伝える。
  3. 出生直後に母児の早期接触を行わない。
  4. 出生届は性別保留で提出できることを説明する。

 

 


 

▶午後52

受胎のメカニズムで正しいのはどれか。

 

  1. 排卵は黄体形成ホルモン〈LH〉の分泌が減少して起こる。
  2. 卵子の受精能力は排卵後72時間持続する。
  3. 受精は卵管膨大部で起こることが多い。
  4. 受精後2日で受精卵は着床を完了する。

 

 


 

▶午後53

成熟期女性の受胎調節について適切なのはどれか。

 

  1. 経口避妊薬は女性が主導で使用できる。
  2. コンドーム法の避妊効果は99%以上である。
  3. 基礎体温法は月経が不順な女性に有用である。
  4. 子宮内避妊器具〈IUD〉は経産婦より未産婦に挿入しやすい。

 

 


 

▶午後55

Aさん(65歳、男性)は、胃癌を疑われ検査入院した。入院時、認知機能に問題はなかった。不眠を訴え、入院翌日からベンゾジアゼピン系の睡眠薬の内服が開始された。その日の夜、Aさんは突然ナースステーションに来て、意味不明な内容を叫んでいた。翌朝、Aさんは穏やかに話し意思疎通も取れたが「昨夜のことは覚えていない」と言う。
Aさんの昨夜の行動のアセスメントで最も適切なのはどれか。

 

  1. 観念奔逸
  2. 感情失禁
  3. 妄想気分
  4. 夜間せん妄

 

 


 
▶午後56

2人以上の精神保健指定医による診察結果の一致が要件となる入院形態はどれか。

 

  1. 応急入院
  2. 措置入院
  3. 医療保護入院
  4. 緊急措置入院

 

 


 

▶午後57

Aさん(65歳、男性)は、肺気腫で在宅酸素療法を受けている。ある日、Aさんの妻(70歳)から「同居している孫がインフルエンザにかかりました。今朝から夫も体が熱く、ぐったりしています」と訪問看護ステーションに電話で連絡があったため緊急訪問した。
訪問看護師が確認する項目で優先度が高いのはどれか。

 

  1. 喀痰の性状
  2. 胸痛の有無
  3. 関節痛の有無
  4. 経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2

 

 


 
▶午後58

地域包括ケアシステムについて正しいのはどれか。

 

  1. 都道府県を単位として構築することが想定されている。
  2. 75歳以上の人口が急増する地域に重点が置かれている。
  3. 本人・家族の在宅生活の選択と心構えが前提条件とされている。
  4. 地域特性にかかわらず同じサービスが受けられることを目指している。

 

 


 
▶午後59

障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律〈障害者総合支援法〉に基づいて、障害者が利用できるサービスはどれか。

 

  1. 育成医療
  2. 居宅療養管理指導
  3. 共同生活援助〈グループホーム〉
  4. 介護予防通所リハビリテーション

 

 


 

▶午後60

Aさん(55歳、女性)は、夫と2人で暮らしている。進行性の多発性硬化症で在宅療養をしている。脊髄系の症状が主で、両下肢の麻痺、膀胱直腸障害および尿閉がある。最近は座位の保持が難しく、疲れやすくなってきている。排尿はセルフカテーテルを使用してAさんが自己導尿を行い、排便は訪問看護師が浣腸を行っている。夫は仕事のため日中は不在である。
Aさんの身体状態に合わせた療養生活で適切なのはどれか。

 

  1. 入浴はシャワー浴とする。
  2. 介助型の車椅子を利用する。
  3. ベッドの高さは最低の位置で固定する。
  4. セルフカテーテルはトイレに保管する。

 

 


 
▶午後61

医療の標準化を目的に活用されているのはどれか。

 

  1. コーピング
  2. クリニカルパス
  3. エンパワメント
  4. コンサルテーション

 

 


 

▶午後62

Aさん(27歳、男性)は、地震によって倒壊した建物に下腿を挟まれていたが、2日後に救出された。既往歴に特記すべきことはない。
注意すべき状態はどれか。

 

  1. 尿崩症
  2. 高カリウム血症
  3. 低ミオグロビン血症
  4. 代謝性アルカローシス

 

 


 
▶午後63

災害医療におけるトリアージについて正しいのはどれか。

 

  1. 傷病者を病名によって分類する。
  2. 危険区域と安全区域を分けることである。
  3. 医療資源の効率的な配分のために行われる。
  4. 救命が困難な患者に対する治療を優先する。

 

 


 
▶午後64

国際保健に関する機関について正しいのはどれか。

 

  1. 国際協力機構〈JICA〉は国境なき医師団の派遣を行う。
  2. 国連開発計画〈UNDP〉は労働者の健康保護の勧告を行う。
  3. 世界保健機関〈WHO〉は国際疾病分類〈ICD〉を定めている。
  4. 赤十字国際委員会〈ICRC〉は国際連合〈UN〉の機関の1つである。

 

 


 

▶午後65

女性の骨盤腔内器官について腹側から背側への配列で正しいのはどれか。

 

  1. 尿道――肛門管――腟
  2. 腟――尿道――肛門管
  3. 肛門管――腟――尿道
  4. 尿道――腟――肛門管
  5. 腟――肛門管――尿道

 

 


 
▶午後66

公的年金制度について正しいのはどれか。

 

  1. 学生は申請によって納付が免除される。
  2. 生活保護を受けると支給が停止される。
  3. 保険料が主要財源である。
  4. 任意加入である。
  5. 積立方式である。

 

 


 
▶午後67

健康に影響を及ぼす生活環境とそれを規定している法律の組合せで正しいのはどれか。

 

  1. 上水道水質――汚濁防止法
  2. 飲食店――食品衛生法
  3. 家庭ごみ――悪臭防止法
  4. 学校環境――教育基本法
  5. 住宅用の建築材料――環境基本法

 

 


 
▶午後68

チェーンソーの使用によって生じるのはどれか。

 

  1. じん肺
  2. 視力低下
  3. 心筋梗塞
  4. 肘関節の拘縮
  5. Raynaud〈レイノー〉現象

 

 


 

▶午後69

Aさん(61歳、男性)は、水分が飲み込めないため入院した。高度の狭窄を伴う進行食道癌と診断され、中心静脈栄養が開始された。入院後1週、Aさんは口渇と全身倦怠感を訴えた。意識は清明であり、バイタルサインは脈拍108/分、血圧98/70mmHgであった。尿量は1,600mL/日で、血液検査データは、アルブミン3.5g/dL、AST〈GOT〉45IU/L、ALT〈GPT〉40IU/L、クレアチニン1.1mg/dL、血糖190mg/dL、Hb11.0g/dLであった。
Aさんの口渇と全身倦怠感の要因として最も考えられるのはどれか。

 

  1. 貧血
  2. 低栄養
  3. 高血糖
  4. 腎機能障害
  5. 肝機能障害

 

 


 

▶午後70

病的な老化を示すのはどれか。

 

  1. 肝臓の萎縮
  2. 動脈の粥状硬化
  3. 毛様体筋の機能低下
  4. 心筋の弾性線維の減少
  5. 膀胱の平滑筋の線維化

 

 


 

▶午後71

生後1か月の男児。Hirschsprung〈ヒルシュスプルング〉病と診断され、生後6日、回腸部にストーマ造設術を行った。術後の経過は良好であり、退院に向けてストーマケアに関する指導を行うことになった。
母親に対する指導として適切なのはどれか。

 

  1. 「面板をはがした部位はタオルで拭いてください」
  2. 「ストーマ装具の交換は授乳直後に行ってください」
  3. 「ストーマから水様の便が出る時は受診してください」
  4. 「ストーマ装具の交換は滅菌手袋を装着して行ってください」
  5. 「ストーマ装具は便を捨てる部分が体の外側に向くように貼ってください」

 

 


 

▶午後73

ホメオスタシスに関与するのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 味蕾
  2. 筋紡錘
  3. 痛覚受容器
  4. 浸透圧受容器
  5. 中枢化学受容体

 

 


 

▶午後74

眼球内での光の通路に関与するのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 強膜
  2. 脈絡膜
  3. 毛様体
  4. 硝子体
  5. 水晶体

 

 


 

▶午後75

排便時の努責で正しいのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 直腸平滑筋は弛緩する。
  2. 呼息位で呼吸が止まる。
  3. 外肛門括約筋は収縮する。
  4. 内肛門括約筋は弛緩する。
  5. 腹腔内圧は安静時より低下する。

 

 


 

▶午後76

急性炎症と比較して慢性炎症に特徴的な所見はどれか。2つ選べ。

 

  1. 好中球浸潤
  2. CRPの上昇
  3. リンパ球浸潤
  4. 形質細胞の浸潤
  5. 血管透過性の亢進

 

 


 

▶午後77

狭心症の治療に用いる薬はどれか。2つ選べ。

 

  1. アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬
  2. スルホニル尿素薬
  3. ジギタリス製剤
  4. 抗血小板薬
  5. 硝酸薬

 

 


 

▶午後78

出血傾向を把握するために重要なのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 血糖値
  2. 血清鉄
  3. 血小板数
  4. アルカリフォスファターゼ値
  5. 活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉

 

 


 

▶午後79

胃食道逆流症について正しいのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 食道の扁平上皮化生を起こす。
  2. 上部食道括約筋の弛緩によって生じる。
  3. 食道炎の程度と症状の強さが一致する。
  4. プロトンポンプ阻害薬が第一選択の治療法である。
  5. Barrett〈バレット〉上皮は腺癌の発生リスクが高い。

 

 


 

▶午後80

患者の自立支援で適切なのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 不足している知識を補う。
  2. 発病前の生活習慣を尊重する。
  3. 支援目標を看護師があらかじめ定める。
  4. できないことに焦点を当てて行動を修正する。
  5. 支援者である看護師が上位の関係が望ましい。

 

 


 

▶午後81

腹圧性尿失禁のケアとして適切なのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 下腹部を保温する。
  2. 骨盤底筋群訓練を促す。
  3. 定期的な水分摂取を促す。
  4. 恥骨上部の圧迫を指導する。
  5. 尿意を感じたら早めにトイレへ行くことを促す。

 

 


 

▶午後82

手段的日常生活動作〈IADL〉はどれか。2つ選べ。

 

  1. 食事
  2. 洗濯
  3. 入浴
  4. 更衣
  5. 買い物

 

 


 

▶午後83

開放性損傷はどれか。2つ選べ。

 

  1. 切創
  2. 打撲傷
  3. 擦過創
  4. 皮下出血
  5. 内臓損傷

 

 


 
▶午後84

児童憲章について正しいのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 児童がよい環境の中で育てられることを定めている。
  2. 児童の権利に関する条約を受けて制定された。
  3. 児童が人として尊ばれることを定めている。
  4. 保護者の責務を定めている。
  5. 違反すると罰則規定がある。

 

 


 

▶午後85

急性中耳炎で内服薬による治療を受けた5歳の男児および保護者に対して、治癒後に行う生活指導で適切なのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 片側ずつ鼻をかむ。
  2. 耳垢は毎日除去する。
  3. 入浴時は耳栓を使用する。
  4. 大声を出させないようにする。
  5. 発熱時は耳漏の有無を確認する。

 

 


 

▶午後86

Aさん(50歳、女性)は、急に体が熱くなったり汗をかいたりし、夜は眠れなくなり疲れやすさを感じるようになった。月経はこの1年間で2回あった。
Aさんのホルモンで上昇しているのはどれか。2つ選べ。

 

  1. エストロゲン
  2. プロラクチン
  3. プロゲステロン
  4. 黄体形成ホルモン〈LH〉
  5. 卵胞刺激ホルモン〈FSH〉

 

 


 

▶午後87

医療現場における暴力について正しいのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 精神科に特有のものである。
  2. 病室環境は誘因にならない。
  3. 目撃者は被害者に含まれない。
  4. 暴力予防プログラムに合わせて対処する。
  5. 発生を防止するためには組織的な体制の整備が重要である。

 

 


 
▶午後88

精神医療におけるピアサポーターの活動について正しいのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 訪問活動は禁止されている。
  2. 活動には専門家の同行が条件となる。
  3. ピアサポーター自身の回復が促進される。
  4. 精神保健医療福祉サービスの利用を終了していることが条件となる。
  5. 自分の精神障害の経験を活かして同様の体験をしている人を支援する。

 

 


 

▶午後89

6%A消毒液を用いて、医療器材の消毒用の0.02%A消毒液を1,500mL作るために必要な6%A消毒液の量を求めよ。
ただし、小数点以下第2位を四捨五入すること。

 

解答:①.②mL

 

 


 

▶午後90

体重9.6kgの患児に、小児用輸液セットを用いて体重1kg当たり1日100mLの輸液を行う。このときの1分間の滴下数を求めよ。
ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。

 

解答:①②滴/分

 

 


 

資料 厚生労働省「第103回保健師国家試験、第100回助産師国家試験、第106回看護師国家試験の問題および正答について

注  当ページに掲載する解説は、看護師国家試験を解く上での理解しやすさを重視しているため、本来はより専門的・学術的な説明や議論がある部分を一部省略しています。正確な情報を掲載するように努めていますが、特に医療・看護行為や疾病、薬剤等の説明において、その正確性を保証するものではありませんので、学習以外での使用はお控え下さい。

 

▼第106回看護師国家試験

 

▶ 看護師国家試験に出る国民衛生の動向

 

▶ 保健師国家試験に出る国民衛生の動向

 

▶ 助産師国家試験に出る国民衛生の動向

 

▶ 医師国家試験に出る国民衛生の動向

 

▶ 薬剤師国家試験に出る国民衛生の動向