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第110回看護師国家試験 午前一般問題 | 一般財団法人厚生労働統計協会|国民衛生の動向、厚生労働統計情報を提供

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第110回看護師国家試験 午前一般問題

令和3年2月14日(日)に実施された第110回看護師国家試験について、午前問題のうち一般問題の正答と解説を示します。

国民衛生の動向2024/2025」で内容を解説している問題に関しては、その参照章・ページを示しているので、同書を併用しながらの利用をおすすめします。

 

▼第110回看護師国家試験

 

Eisei22 23 hyo    厚生の指標増刊

国民衛生の動向 2024/2025

 

発売日:2024.8.27

定価:2,970円(税込)

412頁・B5判

雑誌コード:03854-08

 

ご注文は書店、または下記ネット書店、電子書籍をご利用下さい。

 

ネット書店

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電子書籍

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▶ 看護師国家試験に出る国民衛生の動向

  

 

午前 一般問題

 

 

▶午前26

複数の筋腹が腱で直列につながっている筋はどれか。

 

  1. 咬筋
  2. 上腕二頭筋
  3. 腹直筋
  4. 大腿四頭筋

 

 


 
▶午前27

ウイルス性肝炎の起炎ウイルスでDNAウイルスはどれか。

 

  1. A型肝炎ウイルス
  2. B型肝炎ウイルス
  3. C型肝炎ウイルス
  4. E型肝炎ウイルス

 

 


 

▶午前28

成人の敗血症について正しいのはどれか。

 

  1. 徐脈となる。
  2. 高血圧となる。
  3. 血管透過性が低下する。
  4. 全身炎症性反応を認める。

 

 


 
▶午前29

医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療の担い手は、医療を提供するにあたり、適切な説明を行い、医療を受ける者の理解を得るよう努めなければならないことを定めているのはどれか。

 

  1. 医療法
  2. 健康保険法
  3. 地域保健法
  4. 個人情報の保護に関する法律

 

 


 
▶午前30

食中毒予防の原則である「中心温度75℃以上1分以上の加熱」が有効なのはどれか。

 

  1. フグ毒
  2. 毒キノコ
  3. 黄色ブドウ球菌
  4. サルモネラ属菌

 

 


 

▶午前31

ソーシャルサポートのうち、情緒的サポートはどれか。

 

  1. 傾聴する。
  2. 情報提供する。
  3. 外出に付き添う。
  4. 経済的支援をする。

 

 


 

▶午前32

看護過程における情報収集で適切なのはどれか。

 

  1. 既往歴は情報に含めない。
  2. 看護計画立案後も情報収集を継続する。
  3. 看護問題を特定してから情報収集を開始する。
  4. 不安の内容はclosed question〈閉じた質問〉で情報収集する。

 

 


 

▶午前33

漸進的筋弛緩法の目的はどれか。

 

  1. 気道の確保
  2. 緊張の緩和
  3. 麻痺の改善
  4. 全身麻酔の導入

 

 


 

▶午前34

尿失禁の種類と対応の組合せで正しいのはどれか。

 

  1. 溢流性尿失禁――排尿間隔の記録
  2. 機能性尿失禁――骨盤底筋訓練
  3. 切迫性尿失禁――下腹部への軽い刺激
  4. 反射性尿失禁――間欠的自己導尿

 

 


 

▶午前35

成人の睡眠中に分泌が増加するホルモンはどれか。

 

  1. アドレナリン
  2. オキシトシン
  3. 成長ホルモン
  4. 甲状腺ホルモン

 

 


 

▶午前36

患者の状態と寝衣の特徴との組合せで適切なのはどれか。

 

  1. 発熱がある患者――防水性のもの
  2. 開腹術直後の患者――上着とズボンに分かれたもの
  3. 意識障害のある患者――前開きのもの
  4. 下肢に浮腫のある患者――足首にゴムが入っているもの

 

 


 

▶午前37

成人の前腕に静脈留置針を穿刺するときの刺入角度で適切なのはどれか。

 

  1. 10〜20度
  2. 30〜40度
  3. 50〜60度
  4. 70〜80度

 

 


 

▶午前38

生体検査はどれか。

 

  1. 喀痰検査
  2. 脳波検査
  3. 便潜血検査
  4. 血液培養検査

 

 


 
▶午前39

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律〈感染症法〉において、重症急性呼吸器症候群〈SARS〉の分類はどれか。

 

  1. 一類感染症
  2. 二類感染症
  3. 三類感染症
  4. 四類感染症

 

 


 

▶午前40

Aさん(63歳、男性)は、右肺癌で化学療法を受けていたが、右腕を動かしたときに上腕から肩にかけて痛みが生じるようになった。検査を行ったところ骨転移が認められ、疼痛の原因と判断された。WHO3段階除痛ラダーに基づいてがん疼痛のコントロールを開始することになった。
この時点でAさんに使用する鎮痛薬で適切なのはどれか。

 

  1. 非オピオイド鎮痛薬
  2. 弱オピオイド鎮痛薬
  3. 強オピオイド鎮痛薬
  4. 鎮痛補助薬

 

 


 

▶午前41

Aさん(24歳、男性)は、突然出現した胸痛と呼吸困難があり、外来を受診した。意識は清明。身長180cm、体重51kg、胸郭は扁平である。20歳から40本/日の喫煙をしている。バイタルサインは、体温36.2℃、呼吸数20/分(浅い)、脈拍84/分、血圧122/64mmHgである。 胸部エックス線写真を別に示す。
110am40
Aさんの所見から考えられるのはどれか。

 

  1. 抗菌薬の投与が必要である。
  2. 胸腔ドレナージは禁忌である。
  3. 右肺野の呼吸音は減弱している。
  4. 胸腔内は腫瘍で占められている。

 

 


 

▶午前42

Aさん(50歳、男性)は肝硬変と診断され、腹水貯留と黄疸がみられる。
Aさんに指導する食事内容で適切なのはどれか。

 

  1. 塩分の少ない食事
  2. 脂肪分の多い食事
  3. 蛋白質の多い食事
  4. 食物繊維の少ない食事

 

 


 

▶午前43

Cushing〈クッシング〉症候群の成人女性患者にみられるのはどれか。

 

  1. 貧血
  2. 月経異常
  3. 体重減少
  4. 肝機能低下

 

 


 

▶午前44

Aさん(64歳、男性)は、肺炎のため抗菌薬の投与目的で入院となった。治療開始後3日に全身の皮膚、眼瞼結膜および口腔粘膜に紅斑と水疱が出現した。バイタルサインは、体温38.5℃、呼吸数24/分、脈拍80/分、血圧124/80mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉96%(room air)であった。
Aさんに出現している症状から考えられる病態はどれか。

 

  1. 後天性表皮水疱症
  2. Sjögren〈シェーグレン〉症侯群
  3. 全身性エリテマトーデス
  4. Stevens-Johnson〈スティーブンス・ジョンソン〉症候群

 

 


 

▶午前45

膝関節鏡検査の説明として適切なのはどれか。

 

  1. 「外来の処置室で行います」
  2. 「関節内に空気を入れます」
  3. 「検査後1日は入浴できません」
  4. 「検査後に下肢の麻痺が起こることはありません」

 

 


 

▶午前46

高齢者の自立度を手段的日常生活動作〈IADL〉尺度を用いて評価した。
この尺度にある項目はどれか。

 

  1. コミュニケーション
  2. 自分の服薬管理
  3. トイレ動作
  4. 階段昇降

 

 


 

▶午前47

加齢の影響を受けにくく、高齢になっても維持されやすい認知機能はどれか。

 

  1. 感覚記憶
  2. 短期記憶
  3. 結晶性知能
  4. 流動性知能

 

 


 

▶午前48

Aさん(80歳、男性)は、1人暮らし。高血圧症で内服治療をしているが健康状態や認知機能に問題はなく、日常生活動作〈ADL〉は自立している。毎朝30分の散歩と買い物を日課とし、週1回は老人クラブでゲートボールをしている。Aさんは受診の際に看護師に「最近、昼食後に居眠りをしてしまう。今は大丈夫だが、このままだと夜眠れなくなるのではないか」と話した。
Aさんへの対応で最も適切なのはどれか。

 

  1. 昼食後にも散歩を促す。
  2. 主治医に相談するよう勧める。
  3. 老人クラブの参加回数を増やすよう勧める。
  4. 30分程度の昼寝は夜の睡眠に影響はないと伝える。

 

 


 

▶午前49

加齢に伴う血管壁の硬化による血圧への影響はどれか。

 

  1. 収縮期血圧は上昇し、拡張期血圧は低下する。
  2. 収縮期血圧は低下し、拡張期血圧は上昇する。
  3. 収縮期血圧も拡張期血圧も上昇する。
  4. 収縮期血圧も拡張期血圧も低下する。

 

 


 

▶午前50

加齢によって高齢者に便秘が起こりやすくなる原因で適切なのはどれか。

 

  1. 経口摂取量の低下
  2. 味覚の閾値の低下
  3. 腸管での水分吸収の低下
  4. 直腸内圧感受性の閾値の低下

 

 


 

▶午前51

高齢者がMRI検査を受ける前に、看護師が確認する内容で適切なのはどれか。

 

  1. 「夜はよく眠れますか」
  2. 「義歯を装着していますか」
  3. 「呼吸が苦しいことはありますか」
  4. 「水を飲むときにむせることはありますか」

 

 


 
▶午前52

養育医療が定められている法律はどれか。

 

  1. 児童福祉法
  2. 母子保健法
  3. 発達障害者支援法
  4. 児童虐待の防止等に関する法律

 

 


 

▶午前53

乳幼児身体発育調査による、身体発育曲線のパーセンタイル値で正しいのはどれか。

 

  1. 3パーセンタイル未満の児は、要精密検査となる。
  2. 50パーセンタイルは同年齢同性の児の平均値を示す。
  3. 10パーセンタイルは同年齢同性の児の平均より10%小さいことを示す。
  4. 75パーセンタイル以上90パーセンタイル未満の児は、要経過観察となる。

 

 


 

▶午前54

Aちゃん(11歳、女児)は、5日前から両側の眼瞼浮腫と急な体重増加があり、尿量が少ないため来院した。高度の蛋白尿もみられたため入院し、ネフローゼ症候群と診断されステロイド治療の方針となった。
現時点でのAちゃんへの看護で適切なのはどれか。

 

  1. 水分摂取を促す。
  2. 病院内を散歩して良いと伝える。
  3. 糖分の摂取制限があることを伝える。
  4. 一時的に満月様顔貌になることを説明する。

 

 


 

▶午前55

子どもの遊びで正しいのはどれか。

 

  1. 身体機能の発達を促す。
  2. 1歳でごっこ遊びが多くみられる。
  3. 感覚遊びは8歳ころからみられるようになる。
  4. テレビの長時間視聴は乳児の言語発達を促す。

 

 


 
▶午前56改題

日本の人口動態統計における妊産婦死亡について正しいのはどれか。

 

  1. 出生10万対で示す。
  2. 出産後1年までの女性の死亡をいう。
  3. 令和4年(2022年)の妊産婦死亡率は、10.1である。
  4. 間接産科的死亡に比べて、直接産科的死亡による死因が多い。

 

 


 

▶午前57

更年期女性のホルモン補充療法によってリスクが低くなるのはどれか。

 

  1. 乳癌
  2. 骨粗鬆症
  3. 子宮体癌
  4. 静脈血栓症

 

 


 

▶午前58

妊娠の初期と後期のどちらの時期にも起こるマイナートラブルはどれか。

 

  1. 下肢静脈瘤
  2. 搔痒感
  3. つわり
  4. 頻尿

 

 


 

▶午前59

早期新生児の生理的黄疸で正しいのはどれか。

 

  1. 生後24時間以内に出現し始める。
  2. 皮膚の黄染は、腹部から始まる。
  3. 生後4、5日でピークとなる。
  4. 便が灰白色になる。

 

 


 
▶午前60

都道府県知事の任命を受けて、精神保健福祉センターで精神障害者や家族の相談を行うのはどれか。

 

  1. ゲートキーパー
  2. ピアサポーター
  3. 精神保健福祉相談員
  4. 退院後生活環境相談員

 

 


 
▶午前61

Aさん(57歳、女性)は1人暮らし。統合失調症で精神科病院への入退院を繰り返しており、今回は入院してから1年が経過している。日常生活動作〈ADL〉はほぼ自立し、服薬の自己管理ができるようになってきた。
Aさんが退院に向けて利用するサービスとして適切なのはどれか。

 

  1. 療養介護
  2. 施設入所支援
  3. 地域移行支援
  4. 自立訓練としての機能訓練

 

 


 

▶午前62

選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉で正しいのはどれか。

 

  1. パニック障害に対して有効である。
  2. 抗コリン作用は三環系抗うつ薬よりも強い。
  3. うつ症状が改善したら使用はすぐに中止する。
  4. 抗うつ効果の評価は使用開始後3日以内に行う。

 

 


 
▶午前63

精神保健指定医について正しいのはどれか。

 

  1. 医療法で規定されている。
  2. 都道府県知事が指定する。
  3. 障害年金の支給判定を行う。
  4. 精神科病院入院患者の行動制限にかかわる医学的判定を行う。

 

 


 

▶午前64

筋力低下のある在宅療養者の家屋環境において転倒するリスクが最も高いのはどれか。

 

  1. 深い浴槽
  2. 段差がない床
  3. 整理整頓された部屋
  4. 足元灯を設置した廊下

 

 


 

▶午前65

Aさん(75歳、男性)は妻(66歳)と2人暮らし。3か月前に認知症の診断を受けた。妻から訪問看護師に「夫は通所介護のときは穏やかに過ごしていると聞いているが、家では興奮することが多く、どう対応すればよいかわからない」と相談があった。
このときの妻に対する訪問看護師の最初の対応で適切なのはどれか。

 

  1. 主治医に相談するよう勧める。
  2. Aさんと散歩に出かけることを勧める。
  3. 通所介護の頻度を増やすことを提案する。
  4. Aさんが興奮する状況を妻と一緒に振り返る。

 

 


 

▶午前66

Aさん(83歳、女性)は、1人暮らし。誤嚥性肺炎で入退院を繰り返していた。今回の退院後に、訪問看護が導入されることになり、退院前カンファレンスが行われた。
誤嚥性肺炎の再発を予防するために病棟看護師が訪問看護師に情報提供する内容で優先されるのはどれか。

 

  1. 嚥下機能検査の判定結果
  2. 栄養状態を示す検査データ
  3. 入院中の日常生活動作〈ADL〉
  4. 誤嚥性肺炎の治療に用いられた薬剤

 

 


 
▶午前67

介護保険制度におけるケアマネジメントで適切なのはどれか。

 

  1. 家族の介護能力はアセスメントに含めない。
  2. 介護支援専門員が要介護状態区分を判定する。
  3. 利用者が介護サービス計画を作成することはできない。
  4. モニタリングの結果に基づき介護サービス計画の修正を行う。

 

 


 

▶午前68

夜勤帯に、A看護師がスタッフステーションで抗菌薬の点滴静脈内注射を準備しているときに、発汗した患者から寝衣交換の依頼があり、別の患者から口渇で飲水したいという希望があった。直後に患者に装着されている人工呼吸器のアラームが鳴った。他の看護師は別の病室で重症者のケアをしている。
A看護師が最も優先すべきなのはどれか。

 

  1. 点滴静脈内注射の準備
  2. 発汗した患者の寝衣交換
  3. 飲水を希望する患者への対応
  4. 人工呼吸器を装着している患者の観察

 

 


 
▶午前69

病院における医療安全文化の醸成につながる行動はどれか。

 

  1. 食事介助は30分以内で行うルールを決める。
  2. 他の病棟で起こったインシデントについて学ぶ。
  3. 薬剤を間違えても影響がない場合は患者に説明しない。
  4. 水薬の内服時にこぼれた量が少ない場合はそのままとする。

 

 


 
▶午前70

プリセプターシップの説明で正しいのはどれか。

 

  1. 仕事と生活の調和を図ること
  2. 主体的に自らのキャリアを計画し組み立てること
  3. チームリーダーのもとに看護ケアを提供すること
  4. 経験のある看護師が新人看護師を1対1で指導・助言すること

 

 


 
▶午前71

大規模災害発生後2か月が経過し、応急仮設住宅で生活を始めた被災地の住民に出現する可能性が高い健康問題はどれか。

 

  1. 慢性疾患の悪化
  2. 消化器感染症の発症
  3. 深部静脈血栓症の発症
  4. 急性ストレス障害の発症

 

 


 
▶午前72

国際連合〈UN〉で採択された2016年から2030年までの開発に関する世界的な取り組みはどれか。

 

  1. 持続可能な開発目標〈SDGs〉
  2. ミレニアム開発目標〈MDGs〉
  3. プライマリヘルスケア
  4. 政府開発援助〈ODA〉

 

 


 

▶午前73

Aさん(52歳、男性)は、49歳から高血圧症で内服治療と食事や運動に関する生活指導を受けている。2か月間の予定で開発途上国に出張することになり、予防接種を受ける目的で渡航外来を受診した。Aさんから「渡航にあたって何か注意することはありますか」と質問があった。
Aさんへの看護師の説明で適切なのはどれか。

 

  1. 「出張中は、減塩の必要はありません」
  2. 「出張先では有酸素運動は控えましょう」
  3. 「現地に到着してから健康診断を受診しましょう」
  4. 「持参する高血圧症の薬について、かかりつけ医に相談しましょう」

 

 


 

▶午前74

血液中のビリルビンの由来はどれか。

 

  1. 核酸
  2. メラニン
  3. アルブミン
  4. グリコゲン
  5. ヘモグロビン

 

 


 
▶午前75

抗原によって感作されたTリンパ球による細胞性免疫が主体となるのはどれか。

 

  1. 花粉症
  2. 蕁麻疹
  3. ツベルクリン反応
  4. アナフィラキシーショック
  5. インフルエンザの予防接種

 

 


 

▶午前76

後天性の大動脈弁狭窄症について正しいのはどれか。

 

  1. 二尖弁が多い。
  2. 弁尖の石灰化による。
  3. 左室壁は徐々に薄くなる。
  4. 拡張期に心雑音を聴取する。
  5. 心筋の酸素需要は減少する。

 

 


 

▶午前77

褐色細胞腫でみられるのはどれか。

 

  1. 高血糖
  2. 中心性肥満
  3. 満月様顔貌
  4. 血清カリウム濃度の低下
  5. 副腎皮質ホルモンの産生の亢進

 

 


 

▶午前78

Guillain-Barré〈ギラン・バレー〉症候群で正しいのはどれか。

 

  1. 若年者に多い。
  2. 遺伝性疾患である。
  3. 骨格筋に病因がある。
  4. 症状に日内変動がある。
  5. 抗ガングリオシド抗体が出現する。

 

 


 
▶午前79

生活保護法で実施される扶助は、生活扶助、介護扶助、住宅扶助、出産扶助を含めて( )種類である。
( )に入る数字はどれか。

 

  1. 5
  2. 6
  3. 7
  4. 8
  5. 9

 

 


 

▶午前80

カウンセリングの基本的態度で適切なのはどれか。

 

  1. 査定
  2. 指示
  3. 受容
  4. 同化
  5. 評価

 

 


 

▶午前81

成人の人体図を別に示す。
110am80
意識清明で不整脈のある成人の脈拍測定時に一般的に使われる部位はどれか。

 

  1. A
  2. B
  3. C
  4. D
  5. E

 

 


 

▶午前82

感染徴候のない創部の治癒を促進する要因はどれか。

 

  1. 圧迫
  2. 痂皮
  3. 湿潤
  4. 消毒
  5. 浮腫

 

 


 

▶午前83

小児期における消化器の特徴で正しいのはどれか。

 

  1. 新生児期は胃内容物が食道に逆流しやすい。
  2. 乳児期のリパーゼの活性は成人と同程度である。
  3. ラクターゼの活性は1歳以降急速に高まる。
  4. アミラーゼの活性は12〜13歳で成人と同程度になる。
  5. 出生直後の腸内細菌叢は母親の腸内細菌叢の構成と同一である。

 

 


 

▶午前84

感覚受容にリンパ液の動きが関与するのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 嗅覚
  2. 聴覚
  3. 味覚
  4. 振動感覚
  5. 平衡感覚

 

 


 

▶午前85

血液のpH調節に関わっているのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 心臓
  2. 腎臓
  3. 膵臓

 

 


 

▶午前86改題

悪性貧血で正しいのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 匙状爪が多くみられる。
  2. 異食症が出現する。
  3. 小球性の貧血である。
  4. 胃癌の発症率が高い。
  5. 自己免疫機序で発症する。

 

 


 
▶午前87

労働者災害補償保険法に規定されているのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 通勤災害時の療養給付
  2. 失業時の教育訓練給付金
  3. 災害発生時の超過勤務手当
  4. 有害業務従事者の健康診断
  5. 業務上の事故による介護補償給付

 

 


 

▶午前88

尿管結石症の治療で適切なのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 尿路変更術
  2. 血管拡張薬の投与
  3. カルシウム製剤の投与
  4. 体外衝撃波砕石術〈ESWL〉
  5. 非ステロイド系抗炎症薬の投与

 

 


 
▶午前89

Aさん(38歳、女性)は、大腸癌の終末期である。癌性腹膜炎による症状緩和の目的で入院し、鎮痛薬の静脈内注射と高カロリー輸液が開始された。Aさんは自宅で過ごしたいと希望したため、医師と看護師で検討し、症状緩和をしながら自宅退院の方向で退院支援カンファレンスを開催することになった。
退院支援カンファレンスの参加者で適切なのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 薬剤師
  2. 言語聴覚士
  3. 臨床検査技師
  4. 介護支援専門員
  5. ソーシャルワーカー

 

 


 
▶午前90

身体的フレイルの評価基準はどれか。2つ選べ。

 

  1. 視力低下
  2. 体重減少
  3. 聴力低下
  4. 歩行速度の低下
  5. 腸蠕動運動の低下

 

 


 

 資料 厚生労働省「第107回保健師国家試験、第104回助産師国家試験、第110回看護師国家試験の問題および正答について

注  当ページに掲載する解説は、看護師国家試験を解く上での理解しやすさを重視しているため、本来はより専門的・学術的な説明や議論がある部分を一部省略しています。正確な情報を掲載するように努めていますが、特に医療・看護行為や疾病、薬剤等の説明において、その正確性を保証するものではありませんので、学習以外での使用はお控え下さい。

 

▼第110回看護師国家試験

 

▶ 看護師国家試験に出る国民衛生の動向

 

▶ 保健師国家試験に出る国民衛生の動向

 

▶ 助産師国家試験に出る国民衛生の動向

 

▶ 医師国家試験に出る国民衛生の動向

 

▶ 薬剤師国家試験に出る国民衛生の動向