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第115回看護師国家試験 午前状況設定問題 | 一般財団法人厚生労働統計協会|国民衛生の動向、厚生労働統計情報を提供

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第115回看護師国家試験 午前状況設定問題

令和8年2月15日(日)に実施された第115回看護師国家試験について、午前問題のうち状況設定問題の正答と解説を示します。

国民衛生の動向2025/2026」で内容を解説している問題に関しては、その参照章・ページを示しているので、同書を併用しながらの利用をおすすめします。

 

▼第115回看護師国家試験

午前 必修問題一般問題状況設定問題
午後 必修問題一般問題状況設定問題

 

Eisei22 23 hyo    厚生の指標増刊

国民衛生の動向 2025/2026

 

発売日:2025.8.26

定価:3,740円(税込)

416頁・B5判

雑誌コード:03854-08

 

ご注文は書店、または下記ネット書店、電子書籍をご利用下さい。

 

ネット書店

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▶ 看護師国家試験に出る国民衛生の動向

 

 

午前 状況設定問題

 

次の文を読み91~93の問いに答えよ。

Aさん(80歳、男性、要介護2)は1人で暮らしている。脳出血を発症し、急性期病院で地域連携クリニカルパスに沿って治療が行われた。軽度の右不全麻痺と失語があるため、回復期リハビリテーション病院に転院した。Aさんは自宅退院を希望している。退院後はかかりつけの診療所へ通院し、訪問看護と訪問介護を利用する予定である。

 

▶午前91

回復期リハビリテーション病院の看護師がAさんに行う地域連携クリニカルパスの説明で適切なのはどれか。

 

  1. 「診療計画を介護支援専門員に提供します」
  2. 「治療内容は急性期病院から引き継いでいます」
  3. 「退院後の介護サービスは医療ソーシャルワーカーが決めます」
  4. 「リハビリテーションの内容をお住まいの市町村に報告します」

 

 


 

▶午前92

退院1か月後、隣町に住んでいる長男がAさん宅を訪ねると、Aさんは嘔吐と下痢をしていた。長男が付き添ってかかりつけの診療所を受診したところ、Aさんは感染性胃腸炎と診断された。Aさんの長男から依頼を受け、訪問看護師はAさんの体調確認のために臨時で訪問した。
このときの訪問看護師の対応で正しいのはどれか。

 

  1. 保健所に感染性胃腸炎の発生届を提出する。
  2. Aさんが石鹸と流水で手洗いできているか確認する。
  3. 介護支援専門員に訪問介護を中止するよう連絡する。
  4. 長男に吐物で汚染した衣類は洗濯して室内に干すよう伝える。

 

 


 

▶午前93

退院2か月後、訪問看護師が訪問するとAさんの長男から「最近、父がよく話してくれるようになったが、言いたいことが伝わらずイライラしていることがある。どう対応していいかわからない」と相談があった。
Aさんとのコミュニケーションについて、家族への助言で適切なのはどれか。

 

  1. 「Aさんに何度も聞き返しましょう」
  2. 「Aさんが言い間違えたときは訂正しましょう」
  3. 「Aさんに短くわかりやすい言葉で話しかけましょう」
  4. 「Aさんの表情よりも言葉での表現を大事にしましょう」

 

 


 

次の文を読み94~96の問いに答えよ。

Aさん(56歳、男性、会社員)は胸部食道癌と診断され、開胸開腹下で食道切除再建術を受けることになった。病状と手術の説明を聞き「酒もほとんど飲まないのに、食道癌になっちゃうんですね」と落ち込んだ様子で「早くよくなりたい。20歳から毎日20本吸っていたタバコも手術が決まってやめました」と話した。
身体所見:身長168cm、体重54kg、BMI19。
血液所見:Hb13.6g/dL、Ht41.4%、血小板数28万/μL、プロトロンビン時間11秒、総蛋白6.2g/dL、アルブミン3.8g/dL、空腹時血糖102mg/dL、HbA1c4.8%。
呼吸機能所見:%VC78%、FEV1%67%。

 

▶午前94

術前のAさんの状況から、術後に最も起こる可能性の高い合併症はどれか。

 

  1. 出血
  2. 無気肺
  3. 縫合不全
  4. 深部静脈血栓症〈DVT〉

 

 


 

▶午前95

Aさんは、右開胸開腹胸部食道亜全摘術、胃を用いた食道再建術、頸部リンパ節郭清術を受け、胸腔ドレーン、腹腔内ドレーン、頸部皮下ドレーン、胃管減圧チューブ、経腸栄養チューブ、膀胱留置カテーテルが挿入された。術後1日には看護師が介助してベッドサイドで立位になり、足踏みを行った。術後2日には病室から廊下に出て歩行し、看護師がドレーンバッグを持つなどの介助をした。Aさんは「こんなにたくさん管が入るとは思わなかった。1人ではとても歩けない」と話した。
Aさんの離床を援助するときのドレーン類の取り扱いで正しいのはどれか。

 

  1. ドレーン類は引っ張った状態で保持する。
  2. ドレーンを気にしないで歩いてよいとAさんに伝える。
  3. ドレーンバッグは、ドレーン挿入部よりも高い位置に掛ける。
  4. 離床前後にドレーンの固定位置が変わっていないことを確認する。

 

 


 

▶午前96

Aさんは術後5日に経口摂取が開始となり、流動食、粥食を経て、術後2週には普通食を1日6回に分けて食べるようになった。食事については「すぐおなかがいっぱいになって、入っていかない感じなんだよね。食べ物を少しずつ口に入れる習慣がついたな」と言いながら、各食50~70%を摂取していた。
Aさんの退院時の食事指導で適切なのはどれか。

 

  1. 「よくかんでから飲み込んでください」
  2. 「食後は早く横になって休んでください」
  3. 「退院後は間食をせずに3食の食事量を確保してください」
  4. 「飲み込みにくいときは、お茶や汁物で流し込むといいです」

 

 


 

次の文を読み97~99の問いに答えよ。

Aさん(60歳、女性、会社員)は15年前に糖尿病と診断され血糖降下薬を服用していた。その後、微量のアルブミン尿が出現し、腎機能は徐々に悪化したため、10年前からインスリン療法が開始された。Aさんは外来受診時に労作時の息切れを訴えており、肺野の水泡音と下肢の浮腫が認められ、精査加療目的で入院した。入院時は、身長155cm、体重65kgで1か月前から5kg増加している。体温36.3℃、呼吸数28/分、脈拍82/分、血圧160/82mmHgであった。血液検査データは、Hb8.5g/dL、HbA1c8.5%、アルブミン3.1g/dL、クレアチニン3.5mg/dL、K4.0mEq/Lで、推算糸球体濾過量〈eGFR〉は15mL/分/1.73m2であった。

 

▶午前97

Aさんの入院時のアセスメントで適切なのはどれか。

 

  1. 栄養状態は良好である。
  2. 高カリウム血症である。
  3. 肺水腫の危険性がある。
  4. 血糖コントロールは良好である。

 

 


 

▶午前98

医師はAさんに透析導入の可能性について説明した。Aさんは「週に3回も病院に来るのは無理です。他の患者さんから家でできる腹膜透析もあるって聞いたけど、どういうものかしら」と看護師に尋ねた。
Aさんへの腹膜透析に関する説明内容で適切なのはどれか。

 

  1. 入浴はできない。
  2. 腸炎の危険性がある。
  3. 腹腔にカテーテルを挿入する。
  4. 心血管系への負担が血液透析より大きい。

 

 


 

▶午前99

その後、Aさんには連続携行式腹膜透析法〈CAPD〉が開始された。同時に腹膜透析の方法と必要な自己管理についての指導が開始となった。現在の血液検査データは、Hb9.0g/dL、アルブミン2.9g/dL、クレアチニン2.5mg/dL、K3.8mEq/Lであった。また腹膜透析開始後の除水量は平均450mL/日、尿量は平均900mL/日であった。
現在のAさんに対する食事指導の内容で適切なのはどれか。

 

  1. 蛋白質は0.2g/kg/日とする。
  2. カリウムを含む食品の制限はない。
  3. 水分摂取量は除水量と同量とする。
  4. 総エネルギーは50kcal/kg/日とする。

 

 


 

次の文を読み100~102の問いに答えよ。

Aさん(75歳、男性)は妻(70歳)と2人で暮らしている。日中は本を読んで過ごすことが多い。2か月前からAさんは、椅子から立ち上がる時にバランスを崩すことや「寝室に女の子がいる」と言うことがあった。また、就寝後、夜間に大きな声で「おーい」と叫んで手を振る行動が継続してみられるようになった。心配になった妻がAさんと病院を受診し、初期のLewy〈レビー〉小体型認知症と診断された。Aさんは要介護認定の申請をし、要支援1と認定された。

 

▶午前100

Aさんに出現している症状はどれか。2つ選べ。

 

  1. 幻視
  2. 徘徊
  3. 観念失行
  4. 実行機能障害
  5. レム睡眠行動障害

 

 


 

▶午前101

診断から1か月後の外来受診時に、Aさんの妻から看護師に「夫は夜8時くらいに入浴しますが、最近、入浴時にふらつくことがあるそうです。ふらついた時は壁や浴槽の端に手をついてバランスをとっていると聞きました。夫が安全に入浴するにはどうすればよいか教えてほしいです」と相談があった。
看護師のAさんの妻への助言で適切なのはどれか。

 

  1. 「お風呂場に手すりを付けましょう」
  2. 「奥さんが入浴を手伝ってあげてください」
  3. 「バスマットは床と異なる色にしましょう」
  4. 「入浴前に1時間以上の睡眠をとりましょう」

 

 


 

▶午前102

診断から4か月後、病院受診時にAさんは、外来看護師に「最近、歩こうとすると足が前に出ないことがありますが、地域の行事に参加して、いろいろな人と交流しながら、妻との生活を続けたいです。今できていることを維持するために、運動が効果的と聞きました。何か方法はありますか」と話した。
外来看護師の助言として最も適切なのはどれか。

 

  1. 「毎日、散歩に行きましょう」
  2. 「家の中で運動できるサービスがありますよ」
  3. 「次回の受診時に医師に相談してみましょう」
  4. 「介護予防通所リハビリテーションが利用できますよ」

 

 


 

次の文を読み103~105の問いに答えよ。

Aちゃん(10歳、女児)は両親と3人で暮らしている。3歳の時に気管支喘息と診断された。6歳までは喘息発作で年に1回は入院していたが、8歳から発作を起こすことはなくなり、定期受診が必要なくなった。ダニとハウスダストに感作がある。

 

▶午前103

本日Aちゃんは、学校から帰ってきた後から咳嗽がみられ、元気がなかった。夜「苦しくて眠れない」と訴え、母親とともに救急外来を受診した。口元での喘鳴が著明であり、問診すると途切れ途切れに話した。救急外来受診時のバイタルサインは、体温36.6℃、呼吸数36/分、心拍数120/分、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉93%であった。
Aちゃんの気管支喘息の発作強度はどれか。

 

  1. 小発作
  2. 中発作
  3. 大発作
  4. 呼吸不全

 

 


 

▶午前104

救急外来で気管支拡張薬の吸入が行われたが、吸入後も呼吸数32/分、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉94%(room air)だったため、入院することになった。入院後、鼻カニューレによる酸素投与と点滴静脈内注射が開始され、1日3回のステロイド薬の静脈内注射と1日4回の気管支拡張薬の吸入が開始された。翌日のバイタルサインは体温36.8℃、呼吸数22/分、心拍数94/分、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉97%(room air)で、酸素投与が中止された。聴診で喘鳴が聴取された。Aちゃんは「楽になった。お腹がすいた」などと勢いよく話し、笑顔が見られるようになった。
このときのAちゃんへの看護で適切なのはどれか。

 

  1. 排痰を促す。
  2. 胸式呼吸を促す。
  3. 水分摂取を制限する。
  4. 食事はとろみ食にする。

 

 


 

▶午前105

Aちゃんの咳嗽は軽快し、全身状態も良好で退院が決定した。Aちゃんに学校での生活状況を確認すると「最近、喘息発作はなかったけど、体育の時は咳が出たり苦しくなったりすることが時々あった」と話した。そのため、Aちゃんと母親に、退院後も抗アレルギー薬の内服と副腎皮質ステロイド薬の吸入を続けるよう医師が説明した。
看護師のAちゃんに対する退院後の生活についての指導で適切なのはどれか。

 

  1. 「風邪が流行ったら学校を休みましょう」
  2. 「咳が出なくなったら薬はやめましょう」
  3. 「咳が出なくても体育の授業は見学しましょう」
  4. 「学校で咳が続くときは担任の先生に伝えましょう」

 

 


 

次の文を読み106~108の問いに答えよ。

Aちゃん(1歳9か月)は両親と保育所に通う姉のBちゃん(3歳)と4人で暮らしている。Aちゃんは重症の仮死で出生し、脳性麻痺と診断されている。食事、排泄、更衣は全介助である。食事はきざみ食を摂取しており、浣腸によって2日に1回排便がある。Aちゃんは全身の筋緊張が強く、肘関節と手関節は屈曲し、両下肢が交差し伸展する姿勢が多い。声かけやタッチングで笑顔がみられるが、発語はない。Aちゃんは月2回の外来受診をしており、受診の際に母親が看護師に「Aは食欲がありますが、時々むせてしまいます。日中は機嫌よく過ごすことが多いのですが、手足を突っ張らせて背を反り返ることがあり、夜眠らないことが時々あります」と話している。

 

▶午前106

Aちゃんへの支援で優先度が高いのはどれか。

 

  1. 感染対策の見直し
  2. 食事の形態の変更
  3. 排便のコントロール
  4. 睡眠パターンのコントロール

 

 


 

▶午前107

母親は外来看護師に「姉のBは最近、私に甘えて傍を離れません。Aの世話でBに関わる時間が少ないので、短時間でもBとだけじっくり関われるようにしたいです」と話した。父親は会社員で夜の帰りが遅い。父親がBちゃんを保育所へ送り、母親がAちゃんを連れて迎えに行く。両親は、Aちゃんの育児をできるだけ在宅で行いたいと思っており、訪問看護を週1回1時間利用している。
このときの外来看護師の母親への返答で最も適切なのはどれか。

 

  1. 「BちゃんにAちゃんの状況を説明しましょう」
  2. 「お父さんに保育所のお迎えもしてもらいましょう」
  3. 「Bちゃんを預かるファミリーサポートを利用しましょう」
  4. 「訪問看護の時間をBちゃんのお迎えの時間にできるか相談してみましょう」

 

 


 

▶午前108

Aちゃんは2歳2か月になった。現在まで療育は受けていない。母親は、訪問看護師に「Aの発達を促すような場所に通いたいのですが、誰に聞くと紹介してくれるでしょうか」と質問した。
訪問看護師がAちゃんの母親に紹介する者として最も適切なのはどれか。

 

  1. 民生委員
  2. 相談支援専門員
  3. 地域の保育所の保育士
  4. 訪問診療をしている医師

 

 


 

次の文を読み109~111の問いに答えよ。

Aさん(33歳、初妊婦、会社員)は夫と2人で暮らしている。身長160cm、非妊時体重60kg。妊娠17週1日の妊婦健康診査にて、児の発育に異常はなかった。体重は66kgで4週前から4kg増加している。血圧120/78mmHg。尿蛋白(-)、浮腫(-)。排便は妊娠前と変わらず2日に1回出ている。Aさんは「同じ週数の友達は胎動を感じると言っていたのに、自分は感じられず心配です」と話す。

 

▶午前109

このときのAさんの状態で正常から逸脱しているのはどれか。

 

  1. 血圧
  2. 排便回数
  3. 体重の増加量
  4. 胎動の無自覚

 

 


 

▶午前110

妊娠22週2日。妊婦健康診査で母児ともに経過は順調であった。Aさんは夫の立ち合い分娩を希望しており「産後は夫も育児休業を取得する予定です。最近この地域に引っ越してきたばかりで、今のうちに妊娠週数が同じくらいのお母さんと仲良くなって色々と情報交換したいです」と話す。
このときのAさんへの支援で最も適切なのはどれか。

 

  1. 両親学級への参加を促す。
  2. バースプランの立案を勧める。
  3. 産後ケアに関する情報提供を行う。
  4. 妊婦健康診査への夫の同席を勧める。

 

 


 

▶午前111

Aさんは妊娠39週5日、男児を経腟分娩で出産した。産褥1日、体温37.1℃、脈拍85/分、血圧110/75mmHgである。子宮底の位置は臍下1横指、中等量の血性悪露を認めるが、量は減少してきている。乳頭は乳管が左右共に2本開口しており、にじむ程度の乳汁分泌を認める。Aさんは「生理痛のような下腹部の痛みがありましたが、徐々に改善しています。お産のあとは尿意がなくて尿も出ている実感がなかったのですが、今は尿意があり排尿もしっかりあります」と話す。
Aさんに対するアセスメントで正しいのはどれか。

 

  1. 異常な腹痛
  2. 子宮の復古遅延
  3. 乳汁の分泌不良
  4. 一過性の排尿障害

 

 


 

次の文を読み112~114の問いに答えよ。

Aさん(24歳、初妊婦、事務職)は妊娠8週であり、両親と3人で暮らしている。パートナー(24歳、大学院2年生)は就職が決まっており、Aさんと結婚する予定である。Aさんは「特に朝の気持ち悪さがつらくて、あまり食べられません。ご飯が炊き上がるにおいだけで吐き気がします」と話す。妊娠経過は順調である。

 

▶午前112

Aさんへの食事指導で適切なのはどれか。

 

  1. 「食事は温めましょう」
  2. 「空腹の状態にしましょう」
  3. 「食べたいときに食べましょう」
  4. 「赤ちゃんのために栄養を考えて食べましょう」

 

 


 

▶午前113

Aさんは「妊娠することは考えていなかったので、自分の体にどんなことが起こるのか想像もつきません」と話した。看護師は、次の妊婦健康診査までに生じやすい変化について説明することにした。
Aさんに説明する内容で適切なのはどれか。

 

  1. 便秘
  2. 尿漏れ
  3. 腰背部痛
  4. 下肢のけいれん

 

 


 

▶午前114

Aさんの妊娠経過は順調で、妊娠38週3日に正常分娩で出産した。産褥経過と乳汁分泌は順調である。産褥4日の退院指導の際に「産後の性生活について教えてほしい」と話す。
Aさんへの説明で適切なのはどれか。

 

  1. 「コンドームは不要です」
  2. 「基礎体温を計測して避妊しましょう」
  3. 「月経が再開しなければ妊娠しません」
  4. 「産後1か月の健診までは性交渉は避けましょう」

 

 


 

次の文を読み115~117の問いに答えよ。

Aさん(24歳、女性)は両親と3人で暮らしている。会社員として働いているが、最近責任の大きな仕事が増えていた。仕事帰りにコンビニエンスストアでサンドイッチやおにぎりなどを買い込み、家族が寝た後に一気に食べるようになった。量が増えていき、食べた後に自ら嘔吐することを繰り返すようになった。過食嘔吐をやめられないことに悩み、クリニックを受診し、神経性過食症と診断された。
来院時の身体所見:身長155cm、体重48kg、体温36.4℃、血圧104/60mmHg、脈拍66/分(不整)。
検査所見:赤血球400万/μL、Hb12.5g/dL、白血球6,300/μL、Na135mEq/L、K2.7mEq/L、Cl98mEq/L、AST30IU/L〈U/L〉、ALT35IU/L〈U/L〉、γ-GTP29IU/L〈U/L〉、血糖92mg/dL。

 

▶午前115

Aさんの来院時の所見から考えられるのはどれか。

 

  1. 貧血
  2. 低血糖
  3. 肝機能障害
  4. 低カリウム血症

 

 


 

▶午前116

2回目の外来受診日に、Aさんから外来看護師に「過食がやめられません。私はどうすればいいのでしょうか」と神経性過食症との付き合い方について相談があった。
外来看護師の声かけとして適切なのはどれか。

 

  1. 「毎食の食事は手作りしましょう」
  2. 「過食したくなるときの状況を記録してみましょう」
  3. 「家族の力は借りず自分の力で頑張っていきましょう」
  4. 「理想体重を維持できるよう毎日体重計に乗りましょう」

 

 


 

▶午前117

Aさんは受診時に母親と一緒に来院した。母親から「父親は、普段はAとあまり話すことはありませんが、過食を見つけると我慢が足りないからだとAを叱ります。私は食費が高くて困っています。どうしたらいいのでしょう」と外来看護師に相談があった。
看護師が母親に行う支援として、適切なのはどれか。2つ選べ。

 

  1. 家族心理教育や家族会を紹介する。
  2. 疾患による家計への影響は仕方がないと伝える。
  3. 食行動の異常には厳しく接するように指導する。
  4. Aさんの疾患や今後の見通しについて説明をする。
  5. 家族が原因であるため、すぐ態度を改めるよう指導する。

 

 


 

次の文を読み118~120の問いに答えよ。

午前9時、震度6強の大地震が発生した。発災直後、A病院では傷病者への対応として救急病棟に8床確保した。その応援のために各部署から看護師3名、医師2名、臨床工学技士1名、臨床検査技師1名、理学療法士1名が救急病棟に集まった。救急病棟のリーダー看護師は他部署から集まったスタッフとカンファレンスを行った。

 

▶午前118

リーダー看護師が指揮する内容で適切なのはどれか。

 

  1. 理学療法士に傷病者の採血を依頼する。
  2. 看護師に自己判断で輸液を実施するよう伝える。
  3. 臨床工学技士に医療機器の動作確認を依頼する。
  4. 傷病者本人が名前を名乗る行為は省くよう医療スタッフに伝える。

 

 


 

▶午前119

発災1時間後、町内の避難所に救護所が開設され、A病院から応援の看護師が派遣された。救護所には簡易ベッド、処置台、医療資材、ホワイトボードが設置されている。数十分後には救護所に多数の傷病者が来ることを想定し準備を行った。
救護所の看護師が行う準備で優先されるのはどれか。

 

  1. 医療資材の使用期限確認
  2. 24時間体制の看護師の確保
  3. 医療処置前に契約する同意書の作成
  4. 医療機関別の救急受け入れ先リストの確認
  5. トリアージ別に傷病者が待機する区域の確保

 

 


 

▶午前120

発災2時間後、救護所に2名の傷病者が同時に到着した。
B氏(63歳、男性):避難の途中に転倒し、右足首を負傷した。「自力で歩いてきた。痛みは我慢できる程度」と話す。体温37.2℃、呼吸数12/分、脈拍82/分、血圧140/80mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉97%。右足首に内出血がある。発汗著明、頭痛はない。
C氏(36歳、男性):避難の途中でつまずき、右側腹部をガードレールにぶつけた。「ここが少し痛むだけ」と右側腹部を押さえている。体温37.4℃、呼吸数20/分、脈拍84/分、血圧110/74mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉96%、皮膚冷感なし、右側腹部に軽度の発赤があるが腫脹や外出血はない、腹壁緊張はない。
10分経過後、看護師は2名の観察を行った。
B氏:右足首の内出血と腫脹が軽度増大している。体温37.5℃。他のバイタルサインに変動はない。
C氏:「少しお腹が痛い、吐き気がする」と訴える。体温37.4℃、呼吸数24/分、脈拍98/分、血圧88/48mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉94%。腹壁緊張あり。
このときの看護師の対応で優先されるのはどれか。

 

  1. B氏の水分補給
  2. B氏の頸部の冷却
  3. C氏の吐物処理の準備
  4. C氏の静脈路確保の準備

 

 


 

資料 厚生労働省「第112回保健師国家試験、第109回助産師国家試験、第115回看護師国家試験の問題および正答について

注  当ページに掲載する解説は、看護師国家試験を解く上での理解しやすさを重視しているため、本来はより専門的・学術的な説明や議論がある部分を一部省略しています。正確な情報を掲載するように努めていますが、特に医療・看護行為や疾病、薬剤等の説明において、その正確性を保証するものではありませんので、学習以外での使用はお控え下さい。

 

▼第115回看護師国家試験

午前 必修問題一般問題状況設定問題
午後 必修問題一般問題状況設定問題

 

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