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看護師国家試験必修問題 6.人間の特性 | 一般財団法人厚生労働統計協会|国民衛生の動向、厚生労働統計情報を提供

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看護師国家試験必修問題 6.人間の特性

113回(2024年)から102回(2013年)までの12年分の看護師国家試験の中から、看護師国家試験出題基準の大項目6「人間の特性」に該当する必修問題をすべて掲載・解説しています。

公衆衛生テキスト「国民衛生の動向」と合わせてご活用ください。 

 

▼看護師国家試験必修問題まとめ

 

Eisei22 23 hyo    厚生の指標増刊

国民衛生の動向 2024/2025

 

発売日:2024.8.27

定価:2,970円(税込)

412頁・B5判

雑誌コード:03854-08

 

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▶ 看護師国家試験に出る国民衛生の動向

 

 【必修】大項目6「人間の特性」

 中項目(出題範囲)  小項目(キーワード)
A.人間と欲求

基本的欲求
社会的欲求

B.対象の特性 QOL
健康や疾病に対する意識
疾病・障害・死の受容

 

 

A.人間と欲求

マズローの欲求階層説

マズローの欲求階層説では、低階層から、「生理的(食事、排泄、睡眠等)欲求」「安全(危険回避)の欲求」「社会的(所属・愛情)欲求」「自尊(承認)の欲求」「自己実現の欲求」となっており、人間は低階層の欲求が満たされると高階層の欲求に移っていくことをあらわす。

  

▶102回午後5

マズロー, A. H.の基本的欲求階層論で最も低次の欲求はどれか。

 

  1. 自己実現の欲求
  2. 所属と愛の欲求
  3. 生理的欲求
  4. 安全の欲求

 

 


 
▶108回午後6

マズロー, A. H.の基本的欲求の階層で、食事・排泄・睡眠の欲求はどれか。

 

  1. 安全の欲求
  2. 自己実現の欲求
  3. 承認の欲求
  4. 生理的欲求

 

 


 
▶111回午前6改題・104回午後5類問

マズロー, A. H.の基本的欲求の階層で社会的欲求はどれか。

 

  1. 安全の欲求
  2. 帰属の欲求
  3. 自己実現の欲求
  4. 睡眠の欲求

 

 


 
▶109回午後17

マズロー, A. H.の基本的欲求の階層構造で承認の欲求はどれか。

 

  1. 尊重されたい。
  2. 休息をとりたい。
  3. 他人と関わりたい。
  4. 自分の能力を発揮したい。

 

 


 
▶107回午後25

マズロー, A. H.の基本的欲求階層論で最高次の欲求はどれか。

 

  1. 安全の欲求
  2. 承認の欲求
  3. 生理的欲求
  4. 自己実現の欲求
  5. 所属と愛の欲求

 

 

 

B.対象の特性

QOL(生活の質)

QOL(Quality of Life)は生活の質と訳され、本人の満足感が重要な尺度である。

  

▶107回午前5

QOLを評価する項目で最も重要なのはどれか。

 

  1. 高度医療の受療
  2. 本人の満足感
  3. 乳児死亡率
  4. 生存期間

 

 

緩和ケア

  • 緩和ケアでは、患者とその家族に対して、終末期だけでなくがんと診断された時から、がん治療と同時に、多職種が連携して身体的症状の緩和や精神心理的な問題を含めた総合的なケアを行うことで、QOL(生活の質)の改善・向上を目指す。
  • 人生の意味や、死生観、宗教観などの観念的な問題であるスピリチュアルな苦痛(スピリチュアルペイン)も対象である。

第3編4章 1.がん対策 p149~152

 

▶110回午前16

緩和ケアの説明で適切なのはどれか。

 

  1. 入院が原則である。
  2. 家族もケアの対象である。
  3. 創の治癒を目的としている。
  4. 患者の意識が混濁した時点から開始する。

 

 


 
▶112回午前6

緩和ケアの目標で正しいのはどれか。

 

  1. 疾病の治癒
  2. 余命の延長
  3. QOLの向上
  4. 在院日数の短縮

 

 


 
▶107回午後6

スピリチュアルな苦痛はどれか。

 

  1. 手術後の創部痛がある。
  2. 社会的役割を遂行できない。
  3. 治療の副作用に心配がある。
  4. 人生の価値を見失い苦悩する。

 

 

フィンクの危機モデル

臨床場面等で、危機的状況に対する過程を模式的に表した危機モデルを用いた対応がなされる。そのうち、フィンクは、①衝撃、②防御的退行、③承認、④適応の4段階を示し、感情的・防御的な対応から問題解決型の対応になっていく過程を表している。

  

▶111回午後6

フィンク, S. L.の危機モデルで第2段階はどれか。

 

  1. 衝撃
  2. 承認
  3. 適応
  4. 防御的退行

 

 

キューブラー・ロスの死にゆく人の心理変化

キューブラー・ロスは、死にゆく人の心理の変化を、①否認と孤立、②怒り、③取引、④抑うつ、⑤受容の5段階で捉え、自己防衛的態度から死の受容までのモデルを示した。

  

▶106回午後12

キューブラー・ロス, E.による死にゆく人の心理過程で第2段階はどれか。

 

  1. 死ぬことへの諦め
  2. 延命のための取り引き
  3. 死を認めようとしない否認
  4. 死ななければならないことへの怒り

 

 


 
▶110回午前13

キューブラー・ロス, E.による死にゆく人の心理過程で第5段階はどれか。

 

  1. 怒り
  2. 否認
  3. 死の受容
  4. 取り引き

 

 

セリエのストレス反応

セリエは、精神的緊張(ストレッサー)を受けたときに生体に起きる一定の反応(ストレス反応)を提唱した。

  

▶108回午前3

セリエ, H.が提唱した理論はどれか。

 

  1. 危機モデル
  2. ケアリング
  3. セルフケア
  4. ストレス反応

 

 


 

 

▼看護師国家試験必修問題まとめ

 

▶ 看護師国家試験に出る国民衛生の動向

 

▶ 保健師国家試験に出る国民衛生の動向

 

▶ 助産師国家試験に出る国民衛生の動向

 

▶ 医師国家試験に出る国民衛生の動向

 

▶ 薬剤師国家試験に出る国民衛生の動向