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看護師国家試験必修問題 9.主な看護活動の場と看護の機能 | 一般財団法人厚生労働統計協会|国民衛生の動向、厚生労働統計情報を提供

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看護師国家試験必修問題 9.主な看護活動の場と看護の機能

113回(2024年)から102回(2013年)までの12年分の看護師国家試験の中から、看護師国家試験出題基準の大項目9「主な看護活動の場と看護の機能」に該当する必修問題をすべて掲載・解説しています。

公衆衛生テキスト「国民衛生の動向」と合わせてご活用ください。 

 

▼看護師国家試験必修問題まとめ

 

Eisei22 23 hyo    厚生の指標増刊

国民衛生の動向 2024/2025

 

発売日:2024.8.27

定価:2,970円(税込)

412頁・B5判

雑誌コード:03854-08

 

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▶ 看護師国家試験に出る国民衛生の動向

 

 【必修】大項目9「主な看護活動の場と看護の機能」

 中項目(出題範囲)  小項目(キーワード)
A.看護活動の場と機能・役割

病院、診療所
助産所
訪問看護ステーション
介護保険施設
地域包括支援センター
市町村、保健所
学校
企業
チーム医療
退院調整

 

 

A.看護活動の場と機能・役割

病院・診療所

  • 病院は20人以上の患者を入院させるための施設を有するものをいう。
  • 診療所は患者を入院させるための施設を有しないもの、または19人以下の患者を入院させるための施設を有するものをいう。

第4編1章 5.医療施設 p199~204

 

▶109回午後10・105回午後8類問・113回午前10類問

医療法に規定されている診療所とは、患者を入院させるための施設を有しないもの又は( )人以下の患者を入院させるための施設を有するものをいう。
( )に入る数字はどれか。

 

  1. 9
  2. 19
  3. 29
  4. 39

 

 


 
▶102回午前10

医療法において、病院とは[ ]人以上の患者を入院させるための施設を有するものと規定されている。
[ ]に入るのはどれか。

 

  1. 10
  2. 20
  3. 50
  4. 100

 

 

特定機能病院・地域医療支援病院・臨床研究中核病院

  • 特定機能病院は、高度の医療の提供や研修を実施する能力を有する病院として、厚生労働大臣が個別に承認する。
  • 地域医療支援病院は、地域医療の確保を図る病院としての構造設備を有する病院として、都道府県知事が個別に承認する。
  • 臨床研究中核病院は、質の高い臨床研究や治験を推進・支援するための能力を有する病院として、厚生労働大臣が承認する。

第4編1章 5.医療施設 p199~204

 

▶110回午後9

医療法に基づき高度医療の提供とそれに関する研修を実施する医療施設はどれか。

 

  1. 診療所
  2. 特定機能病院
  3. 地域医療支援病院
  4. 臨床研究中核病院

 

 


 
▶106回午前9

医療法で「地域の医療従事者の資質の向上を図るための研修を行わせる能力を有すること」と定められているのはどれか。

 

  1. 助産所
  2. 診療所
  3. 特定機能病院
  4. 地域医療支援病院

 

 

病室床面積

医療法施行規則に基づき、病院の病床種別ごとに構造設備基準が定められており、一般病床の患者1人に必要な病床面積として6.4m2/床以上と定められている(既設は1人部屋で6.3m2、その他で4.3m2)。

第4編1章 5.医療施設 p199~204

 

▶113回午前20

医療法施行規則に定められている病院の一般病床における患者1人に必要な病室床面積はどれか。

 

  1. 3.4m2以上
  2. 4.4m2以上
  3. 5.4m2以上
  4. 6.4m2以上

 

 

保健医療施設の照度

保健医療施設の照度は日本産業標準調査会のJIS規格により定められており、手術室は全般1,000ルクスで手術野は10,000~100,000ルクスと高く設定されている。

第4編1章 5.医療施設 p199~204

 

▶111回午後25・104回午後21類問

最も高い照度を必要とするのはどれか。

 

  1. 病室
  2. 手術野
  3. トイレ
  4. 病棟の廊下

 

 

病室の湿度

一般的な病室における湿度として、夏季は50~60%、冬季は40~50%が適切とされる。

第4編1章 5.医療施設 p199~204

 

▶108回午前20

一般的な病室における冬季の湿度で適切なのはどれか。

 

  1. 約10%
  2. 約30%
  3. 約50%
  4. 約70%

 

 

訪問看護を行う職種

訪問看護を行うことができる職種として、看護師、保健師、准看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が認められている。

第4編1章 3.2〕訪問看護 p170~172

 

▶104回午後9

介護保険法に基づき訪問看護を行うことができる職種はどれか。

 

  1. 医師
  2. 薬剤師
  3. 理学療法士
  4. 介護福祉士

 

 

訪問看護ステーション

  • 指定訪問看護ステーションには、看護職員(保健師、看護師、准看護師)を常勤換算で2.5人以上(うち1名は常勤)と、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を実情に応じた適当数置く。
  • 訪問看護ステーションの管理者は、専従かつ常勤の保健師または看護師とされる。

第4編1章 3.2〕訪問看護 p170~172

 

▶111回午後10

指定訪問看護ステーションには常勤換算で( )人以上の看護職員を配置することが定められている。
( )に入るのはどれか。

 

  1. 1.0
  2. 1.5
  3. 2.0
  4. 2.5

 

 


 
▶107回午後9

訪問看護ステーションの管理者になることができる職種はどれか。

 

  1. 医師
  2. 看護師
  3. 介護福祉士
  4. 理学療法士

 

 

介護保険法の施設サービス

  • 介護老人福祉施設は、原則要介護3以上の要介護者に対し、日常生活上の世話、機能訓練、健康管理および療養上の世話を行う。
  • 介護老人保健施設は、症状が安定期にある要介護者に対し、看護、医学的管理の下で必要な医療や日常生活上の世話を行う。
  • 介護医療院は、長期にわたり療養が必要である要介護状態の者に対し、看護、医学的管理の下で必要な医療や日常生活上の世話を行う。

第5編1章 3.3〕施設サービス p224~225

 

▶108回午後10・104回午前8類問

要介護者に対し、看護・医学的管理の下で必要な医療や日常生活上の世話を行うのはどれか。

 

  1. 介護老人保健施設
  2. 短期入所生活介護
  3. 保健センター
  4. 有料老人ホーム

 

 


 
▶106回午後9

介護老人保健施設の設置目的が定められているのはどれか。

 

  1. 介護保険法
  2. 健康保険法
  3. 地域保健法
  4. 老人福祉法

 

 

地域包括支援センター

介護保険法に定められる地域包括支援センターは、住民の健康の保持と生活の安定のために必要な援助を行うもので、市町村に設置される。

第5編1章 7.地域包括ケアシステム p227

 

▶108回午前11・107回午前4類問

平成18年(2006年)の介護保険法改正で、地域住民の保健医療の向上および福祉の増進を支援することを目的として市町村に設置されたのはどれか。

 

  1. 保健所
  2. 市町村保健センター
  3. 地域包括支援センター
  4. 訪問看護ステーション

 

 


 
▶103回午後7

地域包括支援センターを設置できるのはどれか。

 

  1. 都道府県
  2. 市町村
  3. 健康保険組合

 

 

保健所

保健所は地域保健法に基づき、地域における公衆衛生の向上と増進を図るため一般的に都道府県が設置する。

第1編2章 2.衛生行政の組織 p22~24

 

▶110回午前10

地域保健法に基づき設置されているのはどれか。

 

  1. 診療所
  2. 保健所
  3. 地域包括支援センター
  4. 訪問看護ステーション

 

 


 
▶105回午前9

保健所の設置主体で正しいのはどれか。

 

  1. 都道府県
  2. 社会福祉法人
  3. 独立行政法人

 

 

市町村保健センター

市町村保健センターは地域保健法に基づき、住民を対象とした健康相談・保健指導・健康診査など地域保健に関し必要な事業を行うため、市町村が設置することができる。

第1編2章 2.衛生行政の組織 p22~24

 

▶112回午後10

地域保健法に規定されている市町村保健センターの業務はどれか。

 

  1. 病気の治療
  2. 住民の健康診査
  3. 看護師免許申請の受理
  4. 専門的で広域的な健康課題への対応

 

 


 
▶103回午前8

市町村保健センターの業務はどれか。

 

  1. 廃棄物の処理
  2. 人口動態統計調査
  3. 看護師免許申請の受理
  4. 地域住民の健康づくり

 

 

看護師の就業場所

令和4年(2022年)末の就業看護師数は約131万人で、就業先別では病院が67.8%と最も多く、次いで診療所が13.2%、介護保険施設等が7.7%、訪問看護ステーションが5.4%などとなっている。

第4編1章 4.4〕看護職員等 p193~197

 

▶112回午前9

令和4年(2022年)の衛生行政報告例における看護師の就業場所で、医療機関(病院、診療所)の次に多いのはどれか。

 

  1. 事業所
  2. 市町村
  3. 保健所
  4. 訪問看護ステーション

 

 

チーム医療

チーム医療は、多種多様な医療スタッフが、各々の高い専門性を前提に目的と情報を共有し、業務を分担しつつも互いに連携・補完し合い、患者の状況に的確に対応した医療を提供するものである。

第4編1章 4.6〕医療関係者の業務の動向 p199

 

▶110回午後10・105回午前10類問

チーム医療で適切なのはどれか。

 

  1. 他施設との間で行うことはできない。
  2. チームメンバー間で目標を共有する。
  3. チームリーダーは看護師に固定する。
  4. 経験年数が同等の者でチームを構成する。

 

 


 

 

▼看護師国家試験必修問題まとめ

 

▶ 看護師国家試験に出る国民衛生の動向

 

▶ 保健師国家試験に出る国民衛生の動向

 

▶ 助産師国家試験に出る国民衛生の動向

 

▶ 医師国家試験に出る国民衛生の動向

 

▶ 薬剤師国家試験に出る国民衛生の動向